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Nikon デジタル一眼

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デジカメ使用雑感

銀塩35mm一眼レフ

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◎2010年9月更新

 
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デジタルカメラの使用雑感

コンパクトデジタルカメラでデジタル入門

デジタルカメラを使用するようになったのは山野草を本格的に撮影するようになった2004年からです。ちょうどその頃に身内からコンパクトタイプのデジカメをもらったのがきっかけでした。

これが大変なカメラで,世間の人はこんなカメラをよくも使うものだと思いました。ピントが抜けてしまったり色が悪かったりで扱いに苦労しました。

銀塩に換算して28mm~200mm相当のズームレンズが付いていましたがコントラスもかなり低く,到底満足できるものではありませんでした。

何よりも銀塩で培った露出の経験則が当てはまらないことが多く,使いながらフラストレーションが溜まったものです。そうして,すぐに使わなくなりました。

デジタル一眼レフカメラ デビュー

2005年春より貰い物のデジタル一眼レフカメラを使うようになりました。技術の進歩は目覚しく,この数年の間に,フィルムカメラ信奉者と言ってもよかった私が特別が意図がない限りデジタル一眼レフカメラを主機材としてザックに詰めるようになりました。

特に,2007年2月にペンタックスのK10D(現在はニコン機が主デジタル機材)を購入してからは概ね満足して撮影に望んでいます。

◎デジタルカメラの利点(1)…速報性

デジカメについてはいろいろ議論もありますが,サイトの情報をリアルタイムに近い状態で,例えば,撮影から帰ってきてその日の内に,更新できるのはありがたいですし,サイト運営者にとってはこの点こそが何事にも替えがたい利点だと思っています。

サイトの訪問者にとってもほぼリアルタイムの情報を得られるのは有益であるに違いないと考えます。特に画像による花期情報や風景の季節感はそうではないでしょうか。

◎デジタルカメラの利点(2)…コストパフォーマンス

コストも格段に違います。

一度デジタルカメラを手に入れればフィルム代と現像代がかかりませんから,問題は機材の購入資金だけです。

デジタルカメラは最初に現像代を含めてフィルムをまとまて買うようなものです。しかも,その“フィルム”は無限で尽きることがありません。

したがって,「念のために」という撮影を遠慮なく行えます。少しの風で揺れる山野草の撮影では保険として何枚か写しておくことも気軽にできます。

あるいは,露出の勉強をするのにもコストを考慮しないで好きなだけシャッターを切れます。この利点の恩恵は計り知れないものがあります。いくら強調してもし過ぎることはありません。

◎デジタルカメラの利点(3)…機動性

星景写真や朝夕の薄暗い時間帯の撮影以外では,ほとんど三脚を使わなくなりました。

理由は,

デジタルカメラを使って感じたもう1つの利点にあります。

それは,低速シャッターに強いという点です。これはあくまでも個人的な経験ですが,明らかに銀塩よりも手ブレを起こし難いです。シャッターシステムの違いからくるのでしょうか。

専門的なことはよく分かりませんが,フィルムなら少しのブレを覚悟したような状況でも,デジ一眼ならPCモニター上で等倍で表示してもブレがないことに驚いたのは一度や二度ではありません。

さらに,フルサイズのセンサー付きカメラ以外では,総じて被写界深度が深いのであまり絞り込む必要がありません。

したがって,その分シャッター速度が速くなります。ということは,手ブレだけでなく被写体ブレも防ぎやすくなり,この利点を生かせば機動力を高めることができるのです。

特に,手ブレ補正機能がボディやレンズに付いているのが当たり前になった最近では三脚を使う必然性はいっそう少なくなってきています。

私はデジタル一眼レフカメラで撮影するときは,特別な時間帯以外は「手持ち撮影」を原則として機動力を優先しています。そして,それが可能な時代になったのです。

デジタルカメラで撮影を大いに楽しもう!

額に入れて鑑賞するような写真に関しては,最近まではフィルムカメラでしか撮りませんでした。ポジフィルムを大伸ばししたプリントの美しさはデジタルでは味わえないと思っているからです。

しかし,2008年5月にNikon D300を手に入れてからは,場合によってはですが,全紙まで伸ばすこともあります。デジタルデータだとプリント代も安く済みます。

私個人は,近い将来にフルサイズのセンサーが付いたNikon D700のようなカメラを使うようになると,デジタルデータからの大伸ばしプリントも普通に行うようになると思います。

一部のアマチュア写真家に見られるように,デジタルカメラによる写真を否定するほど銀塩にこだわりながらも写真をデジタル化して「作品」としてサイトにアップするのは,「自己矛盾」以外の何ものでもないと私は考えています。

そこまで銀塩にこだわるなら,スライドやプリントで楽しむべきではないでしょうか。

理由は,

元はフィルムでもデジタル化した時点で色や諧調に変化をきたし銀塩の完全な再現ではなくなるからです。さらに端末の環境によって同じ画像でも見え方が異なります。ネットの世界はこういう意味では実に「アバウト」な世界だと思います。

したがって,サイトに画像をアップする以上は健全な意味での何らかの「割り切り」は必要でしょう。

要するに,当然,銀塩には銀塩の,デジタルにはデジタルの良さがあるのです。その利点を生かすような使用目的の範囲内ではデジタルカメラはいたって便利且つ優れた道具であるのは疑う余地はないと思います。大いに楽しむべし!,です。

唯一といってよい問題点は,新しい機種が出ると買い換えたくなることです。この問題解決の方法を私は未だに見つけていません。

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