四国カルスト(天狗の森〜大野ヶ原) 2006年5月3〜4日

(41)天狗の森と天狗荘

遠目にも新緑になっていないのが確認できるだろう。

  

(42)風車

遠くの山の尾根に風車が20基確認できる。

いつの間にできたのだろうか,気がつかなかった。

 

(43)天狗高原

右奥に見えるのが天狗の森

日本3大カルストの中で群を抜いて標高の高い所にある四国カルストは天気に恵まれたらすばらしい展望が期待できる。

条件が合えば,雲海も見ることができる。

 

天狗高原の散策から戻ってくると,駐車場には車はまばらだ。午後4時。昼間の喧騒が嘘のように静かだ。日帰りしようと思えばできる距離なのに,今回は豪華に1泊だ。宿泊の手続きをして,早速風呂に入る。この風呂がなければ決して泊まらないだろう。(^_^;)

そして,風呂あがりには生ビール! 嗚呼,これぞ至福の時なり!

食事が終わるとテレビも見ずに爆睡…。朝,部屋のカーテンを開けると,天狗の森上空は快晴だ。今日もよい天気に恵まれそうだ。

 

(44)カルスト学習館

朝食前に高原の空気を吸う。ついでに,一枚パチリ。

この道を左に下ると「内子・五十崎IC」に行ける。

今日は大野ヶ原で散策するので右のの道を行く。

 

(45)姫鶴平方面

プリントからスキャナーでデジタル化する作業をしながら思っているのだが,色がますます「デジタル化」するような気がする。最近ではプリントの色もデジタル化しているのに,PCに取り込むことによってそれに拍車がかかっているようだ。

こんなに綺麗な緑色じゃないだろう,とつい思ってしまう。

 

クリックして拡大版を見る(46)お気に入りの喫茶店

場所が場所だけに,牛乳を使ったものが特に美味しい。我々の目的はチーズケーキ(350円)。20分待って,焼き立てを食べる。高級なプリンを食べているような食感。コーヒーも町中のほとんどの喫茶店よりも美味しいことを保証する。

(画像をクリックすると店の拡大画像が見えます)

 

 
おやつの後は,大野ヶ原を川沿いやら森の中やら適当にあちこちのんびりと散策。朝の爽やかな空気を満喫した。大野ヶ原近辺で出会った山野草を紹介しておこう。
 

(47)ツクシ

標高が高いと季節外れの感もある土筆にも会える。

 

(48)シャクナゲ

天狗の森では固い蕾だったシャクナゲだが,こちらでは早いものは咲き始めている。と言っても,この程度だが…。

 

(49)ユキモチソウ

 

(50)シュンラン

いつもは旬を過ぎたシュンランだが,今年は全体的に花が遅れているので,旬に出会えた。通常は3〜4月の花だが,標高が高いのでこの時期でも何とかお目にかかれる。

 

(51)コガネネコノメソウ

恥ずかしながらピンボケ。(^^ゞ

 

(52)ハシリドコロ

皿ヶ嶺の大群生には遠くおよばないが,こちらにも点在している。

 

(53)ニリンソウ

大野ヶ原に来た最大の目的がこのニリンソウ。長野県は上高地徳沢の大群生は有名だが,去年偶然に見つけて狂喜した。

個人的にはイチリンソウも清楚で好きだが,こちらの方が可憐さも加わりさらに惹かれる。

今年は,長野までニリンソウに会いに行くぞ!

 

クリックすると拡大版(54)新緑と小鳥

小鳥はどこに? 中央だよ。

(画像をクリック)

 

(55)シロバナネコノメソウ

旬の時は葯が綺麗だ。

 

(56)エイザンスミレ

背景に写っているのは白いスミレ。

 

(57)ニリンソウのミニ群生

今年新たに発見した小群生。

車にダンボールを積んだ軽トラが近くに止まっていた。ダンボールの中は細かく仕切られていて,盗掘した植物を収納するように見てとれた。それなりの道具も積んであった。

その近くでは園芸用のスコップを手にした男性二人が実際に盗掘をしていた。どう見ても業者だ。

我々が意図的に辺りをうろうろしているとすぐに車で立ち去った。

 

(58)イチリンソウ

こちらはイチリンソウ。大半はまだ蕾だ。

 

(59)ミヤマハコベ?

ニリンソウの方に意識がいってしまい,観察を忘れた。

 

(60)イチリンソウの蕾

去年と比較すると,今年はイチリンソウの開花が遅れているようだ。

去年はイチリンソウとニリンソウの競演がたくさん見られたのだが…。

日にちは去年よりも数日早いが,今年はどちらも大部分が蕾だ。


これで大野ヶ原を離れて家路につく。萌黄の頃の散策は,ちょっと季節は異なるが「この里に旅寝しぬべし桜花散りのまがひに家路忘れて」の心境に近いものがある。

 

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