皿ヶ嶺(さらがみね) 初登頂 2005年4月24日

(22)コミヤマカタバミ

登りで何度も見かけていたが写しやすい個体を探しているうちに写さないまま頂上まで来てしまった。一期一会の精神で「とりあえず」写しておくべきだった,と反省。下山では何箇所かで写した。

少しの時間の間に開き具合もよくなっている。

葉は日差しが強いと閉じる習性がある。

 

(22)コミヤマカタバミの葉

この仲間には「ミヤマカタバミ」「オオミヤマカタバミ」がある。

花の特徴とこの葉の形状からコミヤマカタバミと同定した。きれいなハート型をしている。

※詳細は「ミニ花図鑑」のコミヤマカタバミをご覧いただきたい。

「プチ」遭難騒ぎがあった。マイクロバスでやってきていた教育関係のバードウォッチングのグループがいた。竜神平で元気にしている男の子が一人いると思ったら,我々が頂上にいる間にその男の子が一人で登ってきた。当然,親が後から来るものと思っていたら,後からやってきたのは別のハイカーたち。その人たちから下山の時間なのに竜神平で子供がいなくなったと大騒ぎをしていると知る。

他の人がその男の子に確かめるとそのグループだと言う。ちょうど,下山しようと思っていた我々がその子に同行して下山することにした。10分も下らないうちにグループの責任者らしい人たちが「捜索」にやって来たので,無事引き渡して「お役御免」となった。その二人によると,同種の催し物で以前にも遭難騒ぎがあったらしい。しかも大人だと言う。「疲れたので先に帰った」というのが真相だったらしいが,それが分かるまでは関係者が皿ヶ嶺を夜中まで捜索したらしい。究極の我侭だ。

それにしても大事に至らなくて幸いだった。おかげで男の子に同行していた間は写真を撮ることができなかった。一日一善。致し方ない。

(23)竜神平に戻る

平らなところを選んで食事をしているグループがいる。我々も半日陰を選んで食事の準備をする。

この後,若い団体さんがやってきて草むらに陣取り盛り上がっていた。都会の喧噪を竜神平にもたらした,という感で,我々が食事している間も林の中を散策する間も賑やかな声は聞こえていた。

(24)何かを撮影している女性

近くで休憩していた人が何かを撮影している様子。コーヒー用のお湯が沸くのを待つ間に確かめて見るとコミヤマカタバミが咲いていた。

ちょうどこの女性が腰を下ろしていた場所だ。もう少しで押し花ができるところだった。(^.^)

(25)コミヤマカタバミ

中心部の黄斑もコミヤマカタバミの特徴の1つだ。

(26)コミヤマカタバミ

周囲の環境を入れて撮影するとこうなる。しかし,希少種はこれをしてはいけない。

一眼用のレンズに広角マクロレンズが欲しい。作って下さい,メーカーさん。

コンパクトデジカメは近接撮影に強いので,広角側でこれよりも花に近づいて撮影してみると面白いですよ。

(27)食後のコーヒータイム

山に出かけるときはたいていこれを持ち歩いている。

先日,おいわさんと白猪の滝に行った時はコーヒーの出来が良くなかった。

2人分のドリッパーで3人分作ろうとしたのが原因だと分かった。

(28)竜神平の散策

食事をした場所から右にコースをとり迂回するように林の方に進む。

散策日和だ。初めての場所にこういう天気の時に来られたのは幸運だ。やはり,日頃の行いか。(^^ゞ

(29)笹の中の数少ない木

この木が芽吹いたら逆光で写してみたい。

飛行機雲が見えている。

(30)林に入る

写真が小さすぎてよく分からないかもしれないが,林の中は全体的に新緑はまだまだこれから。

(31)小さな芽吹き

モミジの類の芽吹きはもう始まっている。

こういう小風景を見ると生命の息吹を感じる。

(32)林の中の散策路

こういう歩きやすい道が続く。落葉が適度なクッションとなり膝が悪い私にはありがたい。

このあたりにはスミレの仲間が多い。

(33)謎の飛行物体

妻が小鳥を見つけた。嬉しそうにはしゃぐので1枚撮らざるをえない。

鳥はスズメとカラスは自信があるが他は分からない。シジュウカラだろう,と適当なことを言ってみる。

他にも「ジージー」と鳴く鳥がいた。小さな鳥で小回りが利くらしく曲芸飛行よろしく忙しそうに飛び回っていた。

(34)スミレの仲間

スミレを同定するには「葉の裏が紫色」というのもヒントになるらしい。この種はその紫色だ。

(35)アップ

美人を見るとアップにしたくなる。あまりにも背景の色が単純なので葉の緑を色ボケに利用する。

スミレを写しながら(14)の分岐点に着く。これから下山開始だ。

(36)ヤマルリソウ

先日の白猪の滝から何度もヤマルリソウを見ているのに,なぜ「ルリ」なのか,妻はこの個体を間近で見て初めて気がついて様子。

それにしては少し色が抜けていた。

(37)新緑

大木の幹を背景にして新緑の葉を浮かび上がらせたつもり。

(38)クロモジ

シロモジとは本当に枝の色が違う。

(39)倒木

左奥に見えるのは松山方面か。方向がよく分からない。次はコンパスをを持ってこよう。

(40)白いスミレ

飽きもせずにスミレの仲間が咲いているとシャッターを切る。

同定のためにいろいろな角度から写しておく。

(41)謎のコケ

山野草だけでも苦労しているのにコケ類までは手が回らない。

(42)コガネネコノメ(ソウ)

ネコノメソウの仲間の中では一番のお気に入りだ。

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