天狗の森…ヤマシャクヤクを求めて 2005年5月15日

(41)フデリンドウ

前回パノラマコースで見たフデリンドウよりも小さいものが多い。

この後もフデリンドウが至るところに咲いているが,足元に注意して歩かないと気がつかないだろう。

  

(42)ツクバネソウの蕾

蕾の状態を見たのは初めてだ。

 

(43)ツクシシャクナゲ

後で分かったことだがこの一体にはずいぶんたくさんのツクシシャクナゲがある。

なぜ後で分かったかというと,最初はフデリンドウが点在するので足元ばかり見ていて目線にあるシャクナゲに気が付かなかったというお粗末な理由。

新緑の向こうに見えるピンクの花はとても可愛らしい。

 

(44)ツクシシャクナゲ

美しきものはアップで見たいのは人の常。うんと近づいてみる。

美人はアップに堪えられる。

 

(45)チゴユリ

他の掲示板でチゴユリの画像がアップされていたので,もしかしたら会えるかもしれないと思って期待していた。

 

(46)チゴユリ

俯いて咲くのが常だ。何をそんなに恥ずかしそうにしているのか,と思うほどいつも下を向いている。

しっかりと顔を覗いてやろうと思って,地面に這いつくばるようにしてカメラを下から上に向けて構えた。おおー,なかなか別嬪さんではないか。

最近の美人にはこの恥じらいがないのでかわいげがない。若い時からオバタリアン予備軍だ。

 

(47)ハナイカダ

先日,皿ヶ嶺で初めて見る機会があった。

葉を筏に,花を筏を操る筏師に見立てたところからこの名があるらしい。

 

(48)ハナイカダ

よく見れば見るほど不思議な植物だ。自然界のデザイン特別賞を授けたいくらいだ。

当然,花の後は同じ場所に結実する。紫黒色の果実がこの場所にできるのだ。それも不思議な光景のように思う。果実もぜひとも見てみたいと思う。

 

(49)ツクシシャクナゲ

この木が一番遮るものがなく見やすいので,もう一度紹介しておこう。

ご覧のようにまだまだ蕾はある。

 

(50)新芽

新芽に木洩れ日があたって輝いている。

 

(51)蝶

珍しく蝶を写してみた。

ヤマキマダラヒカゲというらしい。

 

(52)新緑の径

下草がいつまでもこの状態なら歩きやすいし観察もしやすいのだが…。

実は,夏になるとアザミが来るものを拒むかのようにその刺で攻撃してくる。

 

(53)新緑の径

気持ちのよい新緑の径がつづく。

 

(54)黒滝山頂上

午後12時45分。

頂上に着いたと思うのに道標がない。おかしいなと思っているとなんとこの看板の中に黒いマジックで書いている。笑ってしまった。(^_^;)

その上,標高の数字が簡易地図のものとは少し異なっている。

とりあえずここで昼食のおにぎりを食べる。コンビニのではない,愛妻弁当ならぬ「愛妻おにぎり」だ。

ところで,おにぎりの美味さを決定するのは中に何を入れるかではなく塩加減であることをこの数回の山行から知った。山行中に食べるのは,家で食べるのよりも少し塩を効かせたくらいがちょうどよい塩梅だ。ここで気が付いた。愛妻おにぎりの写真を撮っておくべきだったと…。

おにぎりを食べながらルートの相談をする。今日は夜に人と会うことになっている。帰宅時間があまり遅くならないようにしたい。帰りにカルスト館にも寄りたいので,これより先は次回に探索することにしよう。途中の分岐まで同じルートを辿ることにする。

 

(55)ツクバネソウ

食後,頂上近辺をうろうろしていて5枚葉のツクバネソウを発見。

皿ヶ嶺で3枚葉のツクバネソウを発見したのがきっかけで5枚葉も6枚葉もあるのを知った。どうせなら6枚葉の個体も見つけたい。こうして次々に目標ができる…。(^.^)

欲深いのは凡人の常。

 

(56)新緑

同じルートでも来るときと帰るときとでは視点が180度異なるので,新しい風景と同じだ。

同じルートを帰らないときは時々後ろを振り返って見よう。新鮮な発見があるかも知れない。

 

(57)新緑

黒い幹をアクセントに入れて撮影すると画面が引き締まる。

この辺りで若いカップルと出会った。今回天狗の森で出会った唯一のグループだ。日曜日なのに歩く人は極端に少ない。

その分静かな山歩きを楽しめる。新緑時の雑木林の散策ならここは最高の場所だろう。

 

(58)この花は?

野草だけでも大変なのに木に咲く花まではなかなか手が回らない。

「木」だけに「気」にはなるのだが…。m(__)m

補足:
アオモジは四国では稀らしいので,クロモジの類のようだ。毛の有無などを観察する必要がある。

 

(59)新緑

同じ新緑でも萌黄色が見られる時季のものは格別に美しい。

これが雑木林の新緑の美しさだ。昔,杉の大植林が始まるまでは日本の至るところにあったはずの里山もこんな風だったのだろうと思いを馳せる

 

(60)新緑の径

もうこのような旬の新緑は来年まで見られないので,この後もたっぷりと見ていただこう。