石鎚山…私のホームグラウンド 2005年5月26日

(21)面河谷方面

第1ベンチからはしばらくは尾根の南面を歩くことになる。

遠くからこられた人たちは「面河」と読めない。「めんがわ」と読む。

これは知性と教養のためではなく,固有名詞はかくも難しいという一例。ついでながら,「瓶ヶ森(かめがもり)」も「びんがもり」と読む人が多い。これも当然といえば当然。

  

(22)第1ペンチ方向

振り返るとこんな感じ。左奥に見えるのが出発点の土小屋の後ろにある岩黒山。

 

(23)道標

後2.6kmだ。ぶらぶらと2km歩いたことになる。のろまな亀でも歩くのを止めなければ確実に前に進める。

ここを登りきれば第2ベンチだ。

 

(24)第2ベンチ

まだ10分ほどしか歩いていないが近くにスミレがたくさん咲いているので撮影のために休憩。

第1ベンチからここまでは時間をかけて撮るものがなかったのでいつものペースだ。

 

(25)シハイスミレ

いつ撮っても紫系のスミレの色が綺麗に出ない。ホワイトバランスの調整だけではうまく回避できない。赤紫が青紫に写るのだ。いつも補正をしなければならない。しかし,この色だけ補正することはできない。他にも影響が出る。

スミレを撮影するととにかく枚数を使う。花冠,柱頭,葉の裏表,距,全体の姿など。

 

(26)フモトスミレ

フト足元を見るとスミレがあるので,「フモトスミレ」なんてことは断じてない!(^_^;)

警告:
私のスミレの仲間に関する同定は鵜呑みにはしないように。山渓の「日本のスミレ」という図鑑で勉強中なれど,読めば読むほど分からん,という状態。

 

(27)第二ベンチからの石鎚山

天狗岳に人が立っているのが見える。←ウソ。そんな訳ない。視力が2.0あれば見えるかも。

しかし,弥山頂上の参拝社は見える。これは本当。第1ベンチからでも見える。

休憩中に数人の人が通り過ぎていく。10分ほどの撮影タイムの後にのろまな亀さんも出発。さあ,追い抜いてやる!←ウソ (^_^;)

 

(28)飛行機雲

石鎚山の上空に飛行機曇。撮らないわけにはいかない。(^^)

写したときには気付かなかったが,左の葉はナナカマドか?そういえば,この先にも毎年写すナナカマドがある。

 

 

(29)南面を歩く

夏場は第1ベンチからこの先の東稜への分岐のところまではほとんど南面を歩くので,ダイエット志願者にはオススメコースだ。女性は日焼け対策は必須。

鳥の鳴き声を教えてくれたご夫婦が豆粒のように見える。←わからんやろな。

ここだけの話だが,奥さんの方は紀香に似ている。←言い過ぎ?うん,言い過ぎかも?(^_^;)

 

(30)ナンゴクミネカエデ

今回の収穫の1つ。帰路にたくさん写した。

 

(31)スミレの仲間

普通のタチツボスミレとは違う。正体が分からない。

どなたか教えて下さい。m(__)m

これ1枚の画像では判断できない?ごもっともです。さすればもう1枚。

 

(32)上のと同じ個体

 

(33)新緑

この美しさはどうだろう。生きる力を貰ったような気になる。

谷向こうの山肌に見える横に走っている筋は石鎚スカイライン。

 

(34)第3ベンチ

東稜への分岐点として地図上には記載されているはずだ。しかし,私の呼び名は「第3ベンチ」だ。

東稜をどうしても行きたいのであれば,上りで利用するのがよいと思う。足場が危険な場所は上りの方が事故が少ないのは常識。

中央左の白いものの正体は,↓。

 

(35)石鎚山系のカエデ類

第3ベンチで休憩中も「寸暇を惜しんで勉強」できるようにしてくれている。(^^)

これを見ながら,例の綾香とそのマネージャー,いや違った,青年ご夫婦としばしの学習会。山はただひたすら歩くだけでは面白くないのだ。

※画像をクリックするとアップで見えます。横幅2000ピクセルの拡大版。

 

(36)ナンゴクミネカエデの葉

コミネカエデの葉と酷似する。

 

(37)ナンゴクミネカエデの葉裏

裏葉の葉脈状に赤褐色の微毛がある。これがナンゴクミネカエデの特徴と上の学習案内には書いている。

ところが,帰宅して確認すると私の樹木図鑑には,これはコミネカエデの特徴とある。どちらが正しい?

正解は↓。

 

(38)ナンゴクミネカエデの花

花序を見れは一目瞭然,ということらしい。詳細は「ミニ花図鑑」に掲載予定だが,コミネカエデは花序の形状と咲き方・花冠の姿が決定的に異なる。

補足:
さらに調べてみて分かったことだが,コミネカエデも若葉の時には赤褐色の微毛が残るらしい。よって,花がない時は葉の切れ込状態を観察するのがよいようだ。

 

(39)新緑

描写する必要のない美しさ。

 

(40)コヨウラクツツジ

直径5mmほどの歪んだ壺形の花を咲かせる。少なくとも石鎚山系では珍しくはないが個体数は少ないと思う。

ところで,まだコース半ばというのに(40)まできてしまった。長編レポートになりそうだ。(^_^;)

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