Adobe Photoshop Elements 2.0の『Web フォトギャラリー』をカスタマイズする
オリジナリティにこだわる方にお薦め!
―「写真用額縁風の枠(2)」の「応用的な使い方」の補足―
■Adobe Photoshop Elements 2.0について
このソフトは2002年に発売されたアドビの画像編集ソフトです。最新版は「Version 7.0(2009年4月現在)」になっています。
もうずいぶん古いソフトですが,当時はスキャナーなどに同梱されている場合もありましたので,自分で購入していなくても所有されている方がまだおられるかも知れません。
≪Adobe Photoshop Elements 2.0≫は【Windows XP】で問題なく動作しています。
Windows Vista における動作確認
2008年の夏に≪Windows Vista≫のPCを購入し,古いソフトですが使えたら儲けものと思いンストールして見ました。インストールの途中だったか,あるいはインストール後に起動させようとしたときだったか忘れましたが,エラーが発生し使用することはできませんでした。その時点で,このソフトは≪Windows Vista≫にはインストールできないものと諦めていました。
そのままにしておいたのですが,2009年3月に使用しないいくつかのソフトをアンインストールする作業中に,このソフトの一部のファイルが壊れていてアンインストールができないというメッセージが表示されました。そのままにしておいても良かったのですが,上書きしたら破損ファイルが修正されるかと思い,“駄目元”でもう一度試しにインストールして見ました。
すると,これがなんと「インストール成功」です。そして,このソフトでしか使用できない下記に紹介する『Web フォトギャラリー』が問題なく使えるではありませんか。すべてのVistaマシンでインストール可能かどうかは分かりませんが,自己責任で試してみる価値はあるかも知れません。
実は,これからもサイトにアップする写真アルバムコンテンツ用にこの機能を使い続けたいと思っており,XPの高性能マシンを物色しているところでした。選択肢は少ないですが,XPにダウングレードする選択肢を選べるマシンがDellの製品の一部やパナソニックのモバイルノートにあるのを知り購入のタイミングを狙っていました。
今回の嬉しい誤算により余計な出費をせずに済みました。今回の予算は次期OS≪Windows 7≫を搭載したマシンの購入費用にするつもりです。 |
■≪Web フォトギャラリー≫をカスタマイズしよう!
もし今なおこのソフトを持ちであるならば,眠らせておくのはもったいないです。
なぜならば,このバージョンの≪Web フォトギャラリー≫はテンプレートの「htmlファイル」を呼び出して,ホームページ作成ソフト上で簡単にカスタマイズすることができるからです。
難易度は,ホームページ作成ソフトを使って基本的なウェブページを作ることができる人なら可能な範囲内です。フォルダ階層などの理屈を理解していれば十分です。
好みの額縁パーツ画像に置き換えればオリジナルのアルバムが作成できます。テーブルだけで作ることも可能です。
私のやり方は,自分のイメージに近い「スタイル」を呼び出して,余計なものを削除しながらエラーが出ないかを一段階ずつ検証するというものでした。そして,最後にはこれ以上簡素化できない状態にしました。これに対して,背景などの最低限のカスタマイズをして「別名」をつけてテンプレート用に保存しておきます。
ここまでは試行錯誤もありますからある程度時間がかかりますが,次からは,テーブルで枠を作ったり好みの枠画像を入れ替えて目的にあったカスタマイズをするだけの手間です。テーブルパターンと枠パターンをテンプレートして作っておくとよいでしょう。
お気に入りのスタイルが一度確立したら,後は「テーブルの書式を変更する」あるいは「枠画像を入れ替える」だけの手間で済みます。もちろん,枠画像は前もって準備しておく必要はあります。
本サイトの「本館・別館・中判館」に掲載しているフォトアルバム形式の作品群は,パーツの有無や仕様は少し異なりますが,上記のカスタマイズで作成しているオリジナル版です。“論より証拠”ですので,とりあえずそちらをサンプルとしてご覧下さい。
■『写真用額縁風の枠』を利用する
「写真用額縁風の枠(2)」でご紹介した画像を実際に≪Adobe Photoshop
Elements 2.0≫に組み込んでアルバムを作ってみました。サンプルをご覧下さい。
これらの枠画像がお気に召した方はご自由に使っていただいて結構です。
同様にして,「写真用額縁風の枠(3)」にアップした画像をダウンロードして組み込むこともできます。こちらはサンプルはありませんが,「別館→林床の妖精たち→シコクバイカオウレン」などを実例としてご覧下さい。
■ご質問などに関して
説明に時間を要しないような内容であれば,ご質問にお答えすることもできないことはありませんが,原則的には,以上の情報だけで理屈がお分かりになる方だけが自己責任で行って下さい。