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機材について
■練灰式カイロ(レンズの曇り防止対策)

本体のカイロ日本星景写真協会のHaさんから,「レンズの曇り止めには,使い捨てカイロやベンジン式カイロは,撮影中にすぐに消えてしまって役に立ちません。昔ながらの練灰式カイロをお薦めします」とのアドバイスを受けて手に入れました。

現在は国内用としては販売されてはおらず,輸出用に細々と製
造されている状況のようです。それをヨドバシカメラやICI石井スポーツなどの大きなカメラ店やアウトドア用品専門店で扱っています。地方では,カメラ店よりもアウトドア専門店の方が扱っている可能性が高いと思います。近くに取扱店がない場合は,下記のような通販サイトで購入するのが便利でしょう。

◎本体と木炭のセット
  【ハイマウント】ポケットハンドウォーマーセット

◎本体のみ
  【ハイマウント】ハンドウォーマー

◎燃料の木炭のみ
  【ハイマウント】ハンドウォーマー用木炭

燃料の木炭◎燃料の木炭

左の画像のような状態で,1箱に12本入っています。

湿気に気をつけて方がよいと思い,私はカメラ機材用の防湿庫に入れています。

 

 

 

■使い方 by Haさん@日本星景写真協会
練灰式は着火しづらいのが難点なのですが,ライターなどで燃料(棒状の炭)に火をつけたら蓋を半開きにしたまましばらく放置しておきます。しばらくするときれいに赤くなります。赤くおこった部分が1センチ以上になったら蓋を閉め,上着のポケットなどに入れてしばらく保温すると確実です。(中途半端な点火だと,撮影中に消えてしまいます)

カイロをレンズに取り付けたら,タオルなどで上からくるんで保温した方がよいです。カイロをレンズに取り付けるには,太めのゴムバンド(いわゆる「パンツのゴム」など)が便利だと思います。女性用のストッキングを片足分,適当な長さに切ってカイロを中に入れて巻きつけるという話も聞きます。

私はホームセンターの手芸コーナーで買ってきた25ミリ幅のゴムベルトにベルクロテープを付けたものを自作して使っています。

■追加情報
初めて使用して気が付いたことや反省点です。初めて使ったのはマイナス6℃で無風状態の中でしたが,半分ほどで消えていました。タオルで包んでいたのですがもっと工夫が必要なのかも知れません。気温に関してはマイナス6℃は寒いには違いありませんが,本格的に星景写真を撮っている人たちはもっと厳しい条件で撮られているでしょうから,問題ないと思います。着実に着火しても途中で消えることもあるということです。次は風を通さない素材のもので覆ってみようと考えています。

寒い中で数時間におよぶ長時間露光をする際は,カイロを2個付けた方がよいかも知れません。カイロを追加購入して試してみようと思います。(複数のカメラで同時進行的に撮影する場合もカイロはカメラの数だけ必要になりますね)


■カイロをレンズに固定するための便利品

マジックテープ百均ショップで見つけてきたマジックテープです。

色も数種ありましたが,暗い中で使うので少しでも扱いやすいかなと思い“蛍光色”のこの色を選びました。

幅広タイプ(6cm)は長さが30cmのものしかありませんでした。巻きつけると30cmというのは余裕があるとは言えないのでもう少し長いのがあればその方がよいでしょう。

 (※実際に使ってみると大きなレンズに30cmでは全然足りませんでした。(^^ゞ)

これ以外では,手首のスポーツサポーターでマジックテープ式のがあります。クッションもついているのでカイロの防寒にもなるかも知れませんが,総じて幅が広いのが難点です。ちなみに,私のはちょうど10cmあります。