『四国カルスト 天狗の森…萌黄と新緑の散歩道』 2007年5月03日 No.2/2
 

(21)分岐地点の標識

ここまでが約1kmだ。ここまで横道に木屑が敷かれている。ここから先は特に整備した様子は無い。

この森の以前からある標識に書かれている距離は正確ではない場合が多い。中には,1.3kmが0.3kmになっているところもある。

  

(22)横道と萌黄

萌黄に導かれるように自然と奥へ奥へと進んで行く。

 

(23)新緑

この木は去年も新緑になっていた。若葉の色が眩しかった。

 

(24)新緑と萌黄

 

 

(25)クサイチゴかノイチゴか?

 

 

(26)ヒゲケマルバスミレ

珍しくスミレの同定をやってみた。いつもはスミレは苦手で敬遠しているのだが。

普通は純白だが,この個体のように,中には淡紅色を帯びたものもある。

 

(27)萌黄と新緑

 

(28)ヤマツツジ

 

(29)萌黄の雑木林

去年よりも明らかに萌黄は進んでいる。

過去のレポートを見直してみると,2005年と同じくらいだから,去年が遅かったのか?

 

 

(30)2550m地点

長距離を歩くのは去年の尾瀬以来という岳父に無理をさせないように,この地点から引き返す。

 

(31)逆光に輝く雑木林

時々,振り返りながらもえぎの風景を楽しむ。

駐車場から1km地点の休憩ベンチで予定通りコーヒータイムにする。

鳥のさえずりをBGMに芳しきモカ,至福の時である。

 

 

(32)スミレの群生

天狗の森にはこのようなスミレの小群生がいたるところで見られる。


駐車場に戻るとさすがに大型連休だけのことはある。マイカーとバイクが増えている。しかし,秋の行楽のシーズンの連休ほどではない。満車でもないし大野ヶ原につながる道も渋滞はしない。

この後,車窓からの風景を楽しみながら大野ヶ原のお気に入りの喫茶店(もみの木)に行き,これまたお気に入りのチーズケーキを食べる。

この後,いつものようにいつもの場所に行き山野草を探す。

 

(33)ユキモチソウ

 

(34)イカリソウ

 

 

(35)シュンラン

今年は写しやすい個体はなかった。

 

 

(36)ニリンソウ

最大のお目当てはこれ。しかし,開花しているのは数えるほどしかなかった。イチリンソウもだが,今年は開花が遅れているようだ。

 

(37)ニリンソウ

この近くにはラショウモンカズラがあるのだが,これもかろうじて咲いているのはほんの2〜3個。ニリンソウと同様に遅れているようだ。

 

(38)サイゴクサバノオ

この花はいつもの年と同じような状態だった。

 

(39)サイゴクサバノオの実

例年この時期にはここのサイゴクサバノオは花と実の両方を写すことができる。

 

(40)萌黄と新緑


今年は暖冬と言われ,諸々の花の開花時期が早くなると予想する声が多かったが,結局平年通りにおさまった花も多いと思う。しかし,遅れたものや逆に早くなったものもある。そういう意味では不順な春だという気がする。

しかし,大好きな雑木林を今年もこの時期に歩くことができのは有り難いことだ。今回は目当ての山野草はあまり楽しめなかったが,近い内に機会があれば来たいと思う。また,それがだめでも来年はもっと時間に余裕を持った散策もできるだろう。

■別館の「最新作品…四国カルスト」に18点の作品をアップしました。


終わり

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