『皿ヶ嶺…思いがけない霧氷』山行レポート 2007年2月11日 No.1/2
 

今年初めての皿ヶ嶺山行だ。そして,冬に皿ヶ嶺を訪れるのも初めてだ。何かを期待しての山行ではなく,単に足慣らしのために皿ヶ嶺を選んだ。

実は,10日ほど前に寒風山で捻挫をして右足首を痛めたがまだ完治していない。古傷でもあるので完治には時間がかかりそうだが,登山靴を履けば傾斜が急でなければ歩ける程度には回復している。

昨夜の予報では新居浜・西条地区の最低気温は+7℃ということだった。当然のことながら雪も霧氷も期待できない。それを承知の上で,足慣らしと心肺機能を鍛えるために出かけることにした。

朝6時に起床。準備をして7時に家を出る。この時の気温は+7℃だ。予報的中!

旧西条市内を過ぎ丹原地区に入るにしたがい気温が下がってくる。高速道路は山際を走っているのである程度は下がるだろうが,川内が近くなってくると+3℃だ。桜三里を境に気象状態が異なるのだろう。

高速を降りて上林方面に向かうと気のせいか,山の上部が白いような…。まさか!と思いながらさらに車を走らせるとはっきりと視認できた。霧氷だ!

これには驚いた。同時に気持ちが高揚するのを感じる。何しろ何も期待しないで,小鳥でも姿を見せてくれればありがたいという程度の気持ちでやって来たのだ。早く風穴の駐車場にたどり着きたいが,安全運転とエコ運転でゆっくり予定の時間で駐車場に到着。

他に車は見当たらない。静かな山歩きが楽しめそうだ。


(1)駐車場

奥の山の上部が白いのが確認できる。

この辺りの舗装道路は濡れているように見えるだろうが,実は完全に凍っている。滑りそうになる。

  

(2)霰のような雪

おそらく早朝に降ったのだろう,その痕跡だ。

 

(3)風穴

 

(4)登山道

うっさらと雪が残っている。残雪の上に少し霰のような新雪が確認できる。

 

(5)霧氷

この辺りからやっと霧氷が見える。いっきにモチベーションが上がる。

 

(6)登山道に雪

かなり霧氷の雰囲気になってきた。

たまに少し明るくなるが,天気は曇りだ。

 

(7)霧氷

 

(8)霧氷

 

(9)休憩ベンチ

ここで少し休憩してお茶を飲む。

ここからは霧氷を観賞しながら進んだのでかなり時間がかかった。

風の通り道になっているところでは,最大で5cmほどの霧氷が見られる。

気温が上がるといっきに落ち始めるので「後で撮影」は後悔の元なのだ。

 

(10)霧氷

 

(11)霧氷

 

(12)霧氷

 

(13)標識

竜神平への分岐だ。このまままっすぐ進む。竜神平の林の中を周遊する予定だ。

 

(14)霧氷

 

(15)オブジェ

 

(16)分岐

ここで右折。

ところがここから竜神平の草原に抜けるまでの区間は霧氷はほとんど見られない。

林の上の方だけを風が触れて流れて行ったような感じだ。

 

(17)竜神平

プラス1.6℃。

いつもは竜神平から下山となるのだが,さらなる霧氷を期待して頂上までこのまま行くことにする。

しかし,やはり風の通り道ではなかったらしく,霧氷はあまり楽しめなかった。

 

(18)頂上

マイナス2.5℃。

休憩中に初めて登山者に会う。風穴からではなく,別のコースから登ってきたらしい。

この人が登ってきたルートの方が霧氷が多いらしいので,登りとは別ルートで竜神平まで下山する。

 

(19)竜神平への分岐

この標識を右へ進む。コースタイム,10分とある。

 

(20)霧氷

やはりこのコースの方が所々だが,霧氷を楽しめた。


撮影紀行のトップページに戻る