今年初めての皿ヶ嶺山行だ。そして,冬に皿ヶ嶺を訪れるのも初めてだ。何かを期待しての山行ではなく,単に足慣らしのために皿ヶ嶺を選んだ。
実は,10日ほど前に寒風山で捻挫をして右足首を痛めたがまだ完治していない。古傷でもあるので完治には時間がかかりそうだが,登山靴を履けば傾斜が急でなければ歩ける程度には回復している。
昨夜の予報では新居浜・西条地区の最低気温は+7℃ということだった。当然のことながら雪も霧氷も期待できない。それを承知の上で,足慣らしと心肺機能を鍛えるために出かけることにした。
朝6時に起床。準備をして7時に家を出る。この時の気温は+7℃だ。予報的中!
旧西条市内を過ぎ丹原地区に入るにしたがい気温が下がってくる。高速道路は山際を走っているのである程度は下がるだろうが,川内が近くなってくると+3℃だ。桜三里を境に気象状態が異なるのだろう。
高速を降りて上林方面に向かうと気のせいか,山の上部が白いような…。まさか!と思いながらさらに車を走らせるとはっきりと視認できた。霧氷だ!
これには驚いた。同時に気持ちが高揚するのを感じる。何しろ何も期待しないで,小鳥でも姿を見せてくれればありがたいという程度の気持ちでやって来たのだ。早く風穴の駐車場にたどり着きたいが,安全運転とエコ運転でゆっくり予定の時間で駐車場に到着。
他に車は見当たらない。静かな山歩きが楽しめそうだ。