Back | 皿ヶ嶺…初秋の花を求めて 2005年9月8日 |
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6月下旬以来,久しぶりの皿ヶ嶺山行となった。2ヶ月以上間が空いてしまったために夏の花の多くを撮りそこねてしまった。複数の山を巡回するのは難しいものだ。 皿ヶ嶺山行は今年から始めたので訪れるたびに新しい花に出合える。初秋のこの時期にはどんな花が迎えてくれるのだろうか。 今回も家内と二人の山行だ。 補足:蝶や蛾の同定は「野道を行けば(リンク集参照)」さんのお世話になりました。m(__)m |
支度をして風穴に向かう。最初に出迎えてくれたのがこの花,ハガクレツリフネだ。 後で気付くことになるが,車道沿いも含めてこの山には大群生している。 個人的には,ツリフネソウよりも控え目な色をしているハガクレツリフネの方が好きだ。 |
この花は初見だ。サラシナショウマに似ている。分布域ではないがイヌショウマもこれに似る。 葉を写しておくべきだった。いつもこういう反省をしているような…。(^_^;) |
これも初見だ。実際はこの写真よりも黄色味が強い。 |
ヤマジノホトトギスに似るが,こちらは花弁が後ろに強く反り返る。 |
皿ヶ嶺ではオタカラコウはこの時期から咲き始めるのか。 標高差のためだろうか,石鎚山では8月初旬にはもう咲いている。 メタカラコウがこれに似るが,花弁数が3枚ほどで少ない。 |
ヒメキンミズヒキがこれに似るが,キンミズヒキの方が花つきは多い。 |
初見ではないと思うが,写すのは初めてだ。 1つ1つの小さな花を上から見ると紅く,下からのぞくと白く見える。つまり,紅白に見えるので「水引」という訳だ。 |
これも初見ではないが,なぜか写すのは初めてだ。 |
イシヅチウスバアザミかギョウジャアザミ。 |
初見だ。 オミナエシも写したかったが,気がつかなかった。 |
オトコエシに止まっているのはサカハチチョウ。 |
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駐車場付近でレイジンソウに会えるとは思っていなかった。標高の高いところでしか見たことがなかったので少々驚いた。 |
駐車場からここまで25分かかった。(^_^;) いきなりこんなにたくさんの花が出迎えてくれるとは思っていなかった。うれしい誤算だ。 |
石鎚山系でも同様だが,ハガクレツリフネに比べて個体数は著しく少ないように思う。 一昨年に日光の戦場ヶ原を訪れた際にこの花の大群生を見た。あるところにはあるものだと驚いたのを思い出す。 四国のどこかにも大群生があるのだろうか。 |
春から葉だけは確認していたので個体数もかなりあることは分かっていた。 あの若葉がこれだけ成長したのかとなんだか嬉しくなった。 |
キク科は特に難しい。葉と舌状花の形状からシロヨメナと判断したが,合っているだろうか。(^^ゞ |
ぜひアップで観察したい花だ。面白い格好をしている。 この花の名を初めて知ったのは石鎚山系に行き始めてすぐ,もう20年以上も前のことだった。瓶ヶ森で教えてもらったのを今でも覚えている。 |
イネ科だろうと見当をつけて図鑑をめくっていたらそっくりな花があった。葉を写していないので断定はできないが,おそらくチヂミザサでよいだろう。 それにしても後で行う同定作業のためにも葉は写しておかねば…。いつまでもやってしまう初歩的なミス…。猛省。(^^ゞ
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頭花が煙管の雁首に似ているのでこの名がある。 |