皿ヶ嶺…初夏の薫り 2005年6月26日

(41)トゲアザミとニガナ

21mm相当のレンズ使用。

最後のヤマツツジを写すとすぐに林を抜け,辺りには草原が広がる。

これを写すのにしゃがみこんだ時に,後ろにあったアザミにお尻を刺された。これがけっこう痛いのだ。(;_:)

  

(42)ランチタイム

小屋の近くで昼食をとる。草原を挟んで真向かいにこの風景。

林の中を歩いているときから曇ってきたが,休憩中に完全に曇り雨がパラパラと降ってきた。

用意のよい人たちは傘をさしている。我々は雨具だが,まだ着るほどではないので様子を見る。

 

(43)コーヒータイム

21mm相当のレンズ使用。

食後は例によってコーヒータイム。これまた例によって,愛用のコーヒーカップを記念撮影。

天気の様子がおかしいので早々に後片付けをして下山。

 

(44)ミヤマガマズミ?

 

(45)ツルアジサイ

 

(46)ウツギ?

21mm相当のレンズ使用。

 

(47)ギンリョウソウ

21mm相当のレンズ使用。

不思議な花だな,と思う花の1つ。腐葉植物だ。

 

(48)シロドウダン

21mm相当のレンズ使用。

 

(49)盗掘?

多くの人が利用する休憩ベンチの所にあるこの木にはごく最近までサルノコシカケのようなりっぱなキノコが生えていた。それがきれいさっぱり無くなっている。

採った人に出くわしたという登山者の話では,「ガンにかかったので煎じて飲む」と言って持ち帰ったそうです。

幹に痛々しい傷跡が付いている。

 

(50)ヤマトウバナ

 

(51)アオホオズキ

完全に手ブレを起こしている。樹林帯の中でしかも雨が本格的に降らんばかりの様子だったので写真を撮る条件じゃない。(^_^;)

※手ブレなれども,この花の名前を知りたいのでアップしておきます。どなたかヒントだけでも下さい。

↑これも泣きを入れたら「すや@広島自然画報」さんが手を差し伸べて下さった。m(__)m

 

(52)ヤマアジサイ

装飾花にギザギザが付いているタイプ。私はこのタイプが結構好きだ。

 

(53)ウワバミソウ

この花は蕾のときから花が咲くまでがかなり長いようだ。5月の始めに蕾だったのがやっと咲いている。

 

(54)コガクウツギ?

ウツギの類も多いので現場ではなかなか名前が出てこない。

 

(55)コゴメウツギ

 

(56)コゴメウツギのアップ

 

(57)タニギキョウ

咲き残りのタニギキョウ。元々小さい花だが,この時期ハズレに咲いた個体は通常の2分の1の大きさもなかった。

 

(58)ギンバイソウの蕾

あちこちにギンバイソウが蕾をつけている。近い内にギンバイソウの大群生が見られるだろう。

ギンバイソウはなんと言っても葉の形状に特徴がある。葉だけの時から分かるから嬉しい。

 

(59)アサギマダラ

飛翔しているところは伊予富士や石鎚で6月に入って見かけていたが撮れたのは今年初めて。第1号だ。

渡りをする蝶として知られている。長野県から遠くは台湾まで渡ったものもいるらしい。

 

(60)バイケイソウ

皿ヶ嶺では早くもバイケイソウが咲き始めた。樹林帯の中に咲くバイケイソウは見慣れていないので不思議な感じがする。

この花を撮影するために,5月にできた踏み跡に入っていくおばちゃんカメラマンのグループがいた。りっぱなカメラに三脚を付けて撮影しているのをあちこちで見かけていた。

群生しているのを近くで撮りたいらしいおばちゃんが,踏み跡のまったくついていない所を指して「ここからなら下りられそうよ」と言うのが聞こえたので,「下りられそうでも下りたらダメです。山肌が柔らかいので崩れます。」とさすがに注意した。何回かおばちゃんたちの方を振り返り牽制しながら下りたが,一応注意を聞いてくれたようだった。

ついでながら,例の5月にできた踏み跡だが,下りて行く方は回復していない。何かの目的で次々に誰かが下りるのだろう。上がる方は表面に草が生えてきているところがあった。そのままそっとしておけば回復する証拠だろう。しかし,何を写すためか最近踏み後を再度上がった形跡を見ることができる箇所もあった。残念なことだ。

重ねて思う。皿ヶ嶺の山肌は実にもろい。こういう山では登山道を外れて足を踏み入れるべきではない。自戒を込めてそう思う。公的な啓蒙活動も必要かもしれない。

補 足

バイケイソウを撮影した後,とうとう本降りとなった。カメラが濡れるのでここで撮影を中止し駐車場に急ぐ。山で雨に降られるのは嫌なものだが,今回は「恵みの雨」になることを祈りながら帰路についた。

途中で,前から皿ヶ嶺の帰りに立ち寄りたいと思っていた『さくらの湯』で汗を流して帰った。山歩きの後の温泉ほど気持ちの良いものはない。