皿ヶ嶺…初夏の薫り 2005年6月26日

四国カルストに行くことを予定していたが,高知県の天気予報を考慮すると明るい材料はないと判断した。それならばと,約1ヶ月ぶりで皿ヶ嶺を訪れることにした。前回のレポートでは,山肌に幾筋もの踏み跡が残された痛々しい皿ヶ嶺の状況を報告した。今回はそのような報告はしないで済むだろう。むしろ,回復状況に希望を見出したい。

最近新しく入手した広角レンズの試し撮りもしたいと思っている。山野草や蝶を撮影する際にその環境も写し込みたいと考えて購入した。このレンズで撮影した写真には参考のために「21mm相当のレンズ使用」と記しておこう。

今回の同行者は家内だけ。長男が東京に帰ったのでまた二人だけの生活に戻った。

※ルート紹介やコースタイムは4月24日のレポートを山行にして下さい。

(1)風穴

21mm相当のレンズ使用。

ヒマラヤの青いケシが咲いている。実物を見るのは初めてだ。

  

(2)青いケシ

どことなく神秘的で妖しげな雰囲気がある。

 

(3)青いケシのアップ

大きな花なのでアップも撮りやすいし花の細部もよく分かる。

 

(4)オカタツナミソウ

 

(5)ドクダミの群生

21mm相当のレンズ使用。

漢方では十薬として知られるが,花はこれが結構愛らしい。

白猪の滝に行く道沿いにも咲いているはずだ。

 

(6)モミジウリノキ

21mm相当のレンズ使用。

葉の下に隠れるように咲く。横を通っても気がつかない人が多い。

 

(7)モミジウリノキのアップ

 

(8)サワルリソウ

この花がたくさん咲いていたがアップ時には名前が分からなかった。そのはずだ,私のどの図鑑にも載っていないのだから…。(;_:)

教えてくださったのは「すや@広島自然画報」さんです。m(__)m

※リンク集参照

 

(9)小さな昆虫が…

 

(10)ハナイカダの実

今回楽しみにしていたものの1つ。まだ熟してはいない。熟した状態もぜひこの目で見てみたい。

 

(11)ヤマアジサイ

ヤマアジサイの装飾花の色や形状には多様性がある。1つ1つそういう目で観察すると「なんだヤマアジサイか」では終わらない。

この個体は実に涼しげで清楚な佇まいを見せていた。

 

(12)アカショウマ

この花を登山道脇で見ると「夏だな」と感じる。

花序をアップで撮るなら「ヤマブキショウマ」の方が好きだ。皿ヶ嶺にもヤマブキショウマは咲くのだろうか。楽しみだ。

 

(13)クロヒカゲ?

蝶は勉強中なので,同定にはまったく自信はない。(^_^;)

クロヒカゲは色濃度が個体によってかなり違うが名前通り黒いのは写すのが難しい。フィルムだと黒くつぶれてしまうだろう。

 

(14)サワダツ

この花には見覚えがある。最近,図鑑か何かで覚えたはずなのでどうしても名前が出てこない。記憶細胞に刺激を与えなければ…。

後から,見覚えのあったのは「ツリバナ」だと分かった。しかし,ツリバナの仲間ではなかった。(^_^;)

※紆余曲折があり,結局,サワダツということが判明した。お世話になりました,『花調べ(リンク集参照)』さん。

 

(15)ヤマアジサイ

ふと気がつくと同じ個体を下山中にも写そうとしていた。

たくさん咲いているヤマアジサイの中から,特定の個体に惹かれるにはやはりそれなりに理由があるということか…。男女の仲と同じだ…。(^_^;)

 

(16)ヤマトウバナ

シソ科の何かだろうと予測しているが,シソ科はハードルが高い。

どなたか教えて下さればこの上なくありがたいのですが…。(^^)

↑とお願いしたら「すや@広島自然画報」さんが確認して下さいました。

 

(17)トチバニンジン

 

(18)同上

上の蕾の正体が分かるように葉の画像も貼っておこう。きっとどなたか心優しき人が教えてくれるだろう。(←完全に他力本願志向になっている。反省。(^^ゞ)

 

(19)クサアジサイ

赤いのは蕾。どんな花が咲くのだろう。次回山行の楽しみの1つだ。その前に名前が分かったらもっと嬉しいのだが…。

↑と思っていたら,これも「すや@広島自然画報」さんが教えて下さいました。感謝!

クサアジサイは,昨年石鎚山系で探したが見つけられなかった花。嬉しい。(^^)

 

(20)コナスビ

茄子のような実がなるといわれているがその実態を知っている人はほとんどいないらしいことが昨年ネットで話題となった。

ならば我輩が写してやろうと思ったが,タイミングをはずしてしまった。今年こそは…。

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