天狗の森…ヤマシャクヤクを求めて 2005年5月15日

今年2回目の天狗の森だ。前回はゴールデンウィークだった。その時は横道コースの萌黄がすばらしかった。今回は,天狗の森から黒滝山の稜線沿いの萌黄とヤマシャクヤクが主目的だ。黒滝山は前回行くことができなかったのでどんなところか楽しみだ。もちろん,思い掛けない花との遭遇も密かに期待しているのは言うまでもない。(^^)

(1)登山口

午前9時20分

カルスト館の館長さんに頼まれていた写真を届けたついでに情報収集。

その後,天狗荘奥の駐車場に車を止めて出発。

  

(2)ヒメホウチャクソウ

歩き出してすぐにヒメホウチャクソウに迎えられる。

前回の様子からこの後も出会えるだろうと予想はつくが,後悔しない為に「とりあえず写しておく」の精神でカシャ。

 

(3)新緑の中の登山道

前回(5月2日)は,横道から少し上部になると新緑になっていなかったが,今回は概ね予想通りの新緑になっている。

 

(4)ウマノアシガタ

2種類の黄色い花がルート上の至るところに咲いていたが,この花ともう1つはヘビイチゴ(?)だ。

 

(5)天狗の森頂上へ

頂上までの標高差は大してないのでこのような上りは長くは続かない。

 

(6)瀬戸見の森より天狗荘方面

ゆっくり歩いて20分で瀬戸見の森につく。

 

(7)「瀬戸見の森」にある道標

これから天狗の森頂上に向かう。

 

(8)タチツボスミレ

全体的にスミレは終わりかけているように見えるが,タチツボスミレはまだまだ元気に咲いている。

 

(9)萌黄色の森

樹林帯を抜けると遮るものがなくなり明るくなる。しばらく稜線を歩く。

新緑が一番美しいのは萌黄が目につくこの時季だ。

 

 

(10)稜線より

新緑のグラデーションだ。緑色〜若葉色〜萌黄色と標高があがるにつれて色に変化があるのが見てとれる。

 

(11)萌える若葉

なにやら蕾のようなものが…。何の花だろう。

 

(12)セントウソウ

木洩れ日の中に小さな白い花が浮かんで見えた。初めて写す花だ。どうやらセリ科の仙人の住処に咲く仙洞草のようだ。

今回は木洩れ日の方に意識が行ってしまったけれども,次に機会があったらもっと気合を入れて撮ってあげるからね。

 

(13)ナルコユリの蕾?

小さな蕾が付いていた。大きくなるにはもう少し日数がかかりそうだ。

 

(14)ヤマシャクヤク

今回一番楽しみにしていた主目的の花だったが,寒暖の差が著しくそのために傷んでしまって壊滅状態だった。花弁の傷みが激しく写せる個体が極めて少なかった。まだ蕾があったのでそれに期待したい。

 

(15)萌黄

もう1つの主目的は頂上付近の萌黄だった。こちらはほぼ計算どおりだった。

 

(16)ホソバノアマナ

登山道路沿いで家内が見つけてくれた。見た瞬間にまだ実物を見たこともないが「ホソバノアマナ」だと分かった。

撮りたいと思っていた花だったので家内に感謝。目が悪い割には結構小さな花を見つける才能があるようだ。ブタもおだてればトリュフを見つけるくらいだから,野草を嗅ぎ分ける鼻をもっていても不思議ではない。これなら助手として大いに役立ちそうだ。(^^)

 

(17)ホソバノアマナのアップ

花弁の緑の筋が特徴的だ。

モデルが良いと別嬪さんに撮れるものだ。美人はアップに堪えられるのだ。

 

(18)イチリンソウ

もう終わりかけだ。

前回見つけたニリンソウの蕾が開いているはずなのに見当たらない。どうしたのだろう。

 

(19)ヒメハギ

数年前に石鎚山系で出会って以来のヒメハギ君だ。この特徴的な姿は一度見たら忘れない。

石鎚山系よりも1ヶ月早く咲いている。

 

(20)天狗の森頂上

午前10時25分到着。花を探しながらなら,こんなものだろう。

ここから大引割の方にルートをとり黒滝山まで行く。その後のルートはその時の時間次第。

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