四国カルスト(天狗の森) 2005年5月2〜3日

四国カルストには昨年初めて行った。7月下旬だった。その時の印象がとても良く続けて8月にも訪れる予定だったが,大災害をもたらした台風のために断念した。結局はこの時の1回だけになってしまった。

今年は季節ごとに何度か訪れたいという希望があるので第1回をゴールデンウィークに選んだ。いつもの年なら石鎚山に行っているはずだ。今回の参加者は妻と私,そして大阪から来た岳父の3人だった。この時期の天狗の森は初めてなのでどんな花たちに出会えるのか楽しみだ。いざ,出発!

(1)出発 午前9時半

天狗荘右横に駐車場がある。その奥に登山口がある。

縦走コースを行く。生憎ガスっている。天気予報では回復する模様なので躊躇なく出発。

(2)登山道

天狗の森頂上に向かってこのような道がつづく。

(3)芽吹き

足元ばかりに気を取られていると目線の風景が見えないことがある。

歩いているうちに時々日が射し込むようになる。

(4)タチツボスミレ

この山の至るところにタチツボスミレとその仲間がいる。

今まで見てきたタチツボスミレよりも大きく見えた。オオタチツボスミレだろうか。

(5)瀬戸見の森

登山口から20分ほどで着いた。

(6)クロモジ(?)

霧に濡れて雫がついている。

(7)ネコヤナギの類?

(8)カルスト台地の特徴

天狗の森にもカルストの特徴が見られる。

また,曇ってきた。

(9)イチリンソウ

皿ヶ嶺山系でたくさん見たイチリンソウがここにも咲いている。

(10)天狗の森 頂上

標高1485mあるそうだ。

薄日が射してきた。

(11)雑木林

下草の代わりにササが生えている。

(12)シロバナエンレイソウ

ヤマシャクヤク(蕾)と並んで咲いていた。

(13)ヤマシャクヤクの蕾

登山道沿いにヤマシャクヤクが普通に生えているのに驚く。

(14)この花らしきものは?

タマバエによる「虫こぶ」らしい。

虫こぶ(虫えい)とは虫などから出される何らかの刺激によって,植物の一部の細胞が増殖したり肥大したりして異常な形状になったものを指す。

(15)シロバナエンレイソウ

登山道の脇にあたりまえのように咲いている。

(16)ツクバネソウ

コース上で数輪見つけた。典型的なツクバネソウだ。皿ヶ嶺のものは,花冠の位置がもっと高く3枚葉の個体も多くある。

花冠が葉のすぐ上にあるヨコグラツクバネソウというのもある。

(17)分岐

標識には,天狗の森 0.9km,黒滝山0.3kmと書いてある。

黒滝山までの距離が天狗荘でもらった地図の情報と異なっている。どうやら黒滝山にはピークが2つあって,0.3kmというのは手前の低い方を指すらしい。

この後も,標識と地図の違いに悩んだ。

(18)分岐

左に進んでヒメユリコースを下りることにする。

下りたはずなのに標識の無い次の分岐では地図上で自分たちが立っている位置が確認できなくなってしまった。

(19)これは何だろう?

素人考えだが生け花の素材になりそうな気がする。

(20)フモトスミレ?

スミレはエイザンスミレ以外はさっぱり分からない。この撮影行がきっかけとなってスミレの図鑑も手に入れないといけないと実感した。

この1年で図鑑の類がかなり増えた。図鑑貧乏になりそうだ。(^^ゞ

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