Back | 瓶ヶ森…主役はリンドウ! 2005年9月22日 |
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9月18日の四国カルストと同じ目的で久しぶりに瓶ヶ森に出かけていった。つまり,黎明時の雲海狙いだ。寒風山駐車場に着くと濃霧だった。予想通りだ。結局,瓶ヶ森まで濃霧の中を普段の倍の時間をかけて走った。仮眠を取って男山に向かう。しかし,結局は,これまた先日の四国カルストと同様に徒労に終わった。(;_:) 暗い中を瓶ヶ森男山に向かって歩いていたときは分からなかったが,雲海の撮影を諦めて朝食のために駐車場に戻ってくるときに足元にリンドウが咲いているのに気がついた。「今日は少なくともリンドウを写せるな。」 |
(1)日の出前の男山 色温度の関係で日の出前はこのような青の世界になる。 デジカメの場合,ホワイトバランスをオートで撮影するとこの雰囲気は出ない。 |
(2)日の出後の男山 本来なら朝焼けをしている時間帯。上空の雲は少しだが焼けていた。 色温度でこれだけ色相が異なる。 |
(3)ガスが晴れた 石鎚の左側に青空が見るようになった。ここ以外はほとんどガス。そうは見えないでしょう?(^_^;) 左下のおむすびのような山は子持権現。 何もドラマは起こらなかったので,撮影を諦めてこの後,下山する。 |
(4)石鎚山 下山時になってやっと石鎚が見えてきた。予定では石鎚と瓶ヶ森の間に雲海が発生するはずだった。しかし,雲海は別の方角にできた。(;_:) (1)の撮影時間から1時間半以上経っている。まあ,よく頑張ったほうだろう。(^_^;) |
朝食を済ませた後,機材も軽くして瓶ヶ森周遊に出かける。 おっと,その前に秘密の花園に偵察に行く。どんな花が咲いているか,咲き残っているか,瓶ヶ森に来るといつもここは確認することにしている。 |
(5)ハナイカリ 秘密の花園に咲き残っていたハナイカリ。花期が過ぎると赤味を帯びてくる。 昨年はこの花を写すためだけに瓶ヶ森に来たこともあった。それだけの価値があるほど面白い形をしている。 |
(6)アケボノソウ この秘密の花園でアケボノソウを見るのは初めてだ。 いつもアケボノソウを写す別の場所では見当たらなかった。 |
(7)オオトウヒレン 本当はミヤマトウヒレンの方が見たいのだが…。(^_^;) |
(8)ウメバチソウ 初見の花だ。愛媛県では絶滅危惧種に指定されている。この1株しかなかった。見つけたときは「プチ狂喜」状態だった。 これにヒゲを付けたらシラヒゲソウ?(^^ゞ ここにあるということは「あそこ」にもある可能性があるな,と帰ってきてから気がつく。(;_:) |
(9)ウメバチソウ 造形美の美しさを味わって下さい,とアップを貼っておく。 |
(10)シオガマギク フレッシュで綺麗な個体のシオガマギクに出会ったことがない。 |
歩き始めるとすぐに足元にアサマリンドウを見つける。「おお,アサマ…も咲いているのか!」これは楽しみだ。写しにくいので今は撮影しない。(つまり,他の個体が見つからなければ写すということ。)ツルリンドウも咲いていれば言うことがないのだが…。 この後,「駐車場〜縦走路〜女山〜男山〜駐車場」のコースで歩いた。 |
(11)(テバコ)モミジガサ テバコモミジガサかも知れないが,両種の違いをよく知らなかったので現場では識別できなかった。 葉の裏を見れば区別ができるようだ。 全体の小型で弱々しい特徴からはテバコモミジガサと思うが…。 |
(12)リンドウ 「おお,まとまって咲いているではないか!」とパチリ。 この時はまだ知らなかったが,至るところにこんな調子で咲いている。 今回はこの花の数に圧倒された。 |
(13)リンドウ たくさんのリンドウを観察して気が付いたのは,花弁の内側の斑点が目立つものとぼやけているものがあるということ,そしてビックリするほど青々とした個体があること。 |
(14)(タカネ)オトギリの紅葉 |
(15)タカネオトギリ 咲き残っている,という状況。 |
(16)リンドウ 低い位置にカメラを構えて撮ってみる。 |
(17)アキノキリンソウ とっくに旬は過ぎている。 |
(18)ホソバノヤマハハコ この花も旬は過ぎている。咲き残っている花の1つだ。 |
(19)シコクフウロ これも咲き残っている花の1つ。葉の1枚が紅葉している。 |
(20)オオトウヒレン 「おお,ここにもオオトウヒレンが!」(^_^;) |