天石鎚山…紅葉と雲海 2005年10月06日

(61)午後3時39分

土小屋にかなり近付いてきた。

山が島のように見える。

  

(62)午後3時51分

土小屋到着。

車は朝よりもうんと少なくなっている。4時近くだから当然か。

 

車まで戻り登山靴を脱いで足を解放する。この後,身支度を整えて瓶ヶ森に向かう。いつもの帰りのコースだが,今日は「立ち寄る」という点がいつもとは異なる。

午後から晴れるという予報だったので帰りは瓶ヶ森で夕陽に映える雲海を狙えるかもしれないと最初から期待していた。そのために銀塩中判カメラも持ってきていた。それが終日雲海だ。今もなおりっぱな雲海を維持している。狙わない手はない。

  

(63)午後4時9分

よさこい峠。ここが雲海の端っこだ。雲海の端っこを目撃するとは貴重な経験だ。(^.^)

この後,雲海の中に入ったり,出たりの繰り返しがしばらく続く。

昔はここに料金所があってこの先は有料だった。

 

(64)午後4時15分

この場所は雲海が出ている時は必ず車を停めて様子を確認する撮影ポイントの1つ。

ブロッケンが見えた,と熟年のグループの人たちが賑やかにしていた。

 

(65)午後4時21分

シラサ峠。

りっぱな雲海。本当はゆっくり撮りたいがそうもしていられない。瓶ヶ森が待っている。(^_^;)

銀塩中判カメラを手持ちで何枚かシャッターを切って,すぐに瓶ヶ森に向かう。

 

(66)午後4時34分

瓶ヶ森駐車場。

ここでゆっくり狙う手もある。実際,何組も周辺で三脚を立てている。

しかし,私には思い描いているドラマがある。それを求めてまた登山靴に履き替える。ヘッドライトも忘れてはいけない。

歩き出すと,ブロッケンを撮っていた人たちもやってきた。

 

久しぶりの銀塩中判カメラでの撮影に「撮る喜び」を感じる。(久しぶりすぎてスポットメーターを忘れるというハプニングもあった。(^_^;)) 銀塩カメラを持ってくるのは今日で連続4回目だ。しかし,今までは銀塩で写すような機会がなかった。今日は違う。瓶ヶ森そのものがガスに覆われなければ確実にチャンスはある。そして,ドラマは起こった…。

結局,6時過ぎまで粘って撮影をする。最終的な目標であった「逆光に輝く黄金色の雲海」は写せなかったが,久しぶりに胸高鳴る経験をした。

こういう撮影は今までは単独で来ていたが,今日は石鎚の帰りなので家内と一緒だ。家内は初めて経験するドラマだった。よい思い出になったと思う。

補足:
銀塩カメラで撮影しながら,並行してデジタル一眼カメラで写したものを「最新作品」としてアップ致しました。あわせてご覧いただければ幸いです。

 

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