石鎚山…盛夏を迎えて 2005年7月21日

6月19日以来,約1ヶ月振りの石鎚山行となった。この時期から8月末までの期間に石鎚に登ることは2〜3年前までは数えるほどしかなかった。まとまった夏休みをとるために休日返上で仕事をし,そうして取った休みは北アルプス登山などで使っていたからだ。

したがって,真夏の山野草を知る機会があまりなく,昨夏は石鎚の夏の花を撮ろうと楽しみにしていた。そこにあの連続した台風による災害があった。結局,7月の花を少し撮っただけで終わってしまった。今年は石鎚山系に広げて夏の花をカメラで集めたいと思っている。

登山ルートは今回も土小屋コースを選択した。瓶ヶ森林道の花も気になるし,帰りには木の香温泉に寄りたかったからだ。同行者は例によって家内だけだ。

感謝:
チョウの同定はいつものように『ashさん from 野道を行けば(リンク集参照)』にお願いしました。

補足:
最近の温暖化もあってか,今年の夏は暑い。酷暑と言ってよいだろう。普段以上に,熱中症などにも気をつけながら登る必要がある。そこで今回は山頂でのコーヒータイムをカット。その分,お茶などを豊富に持つようにした。麦茶に加えて,普段は持っていかないスポーツ飲料水やレモン水も持っていった。スポーツ飲料水は倍ほどに薄めるとよい。レモン水はビタミンCを補給するためだ。家内と二人分の水分として,全部で普通サイズのペットボトル5本になった。これらを少し凍らせてクーラーバッグに入れておいた。冷たい水分は適度に飲めば体内から冷やせるので効率がよい。おかげで暑い割には「喉が渇いて仕方がない」などということはなかった。

(1)土小屋登山口

午前8時15分,出発。

  

(2)リョウブ

 

(3)オトギリソウ

 

(4)イケマ

 

(5)キクバヒヨドリ

去年,瓶ヶ森林道で初めて見た花だ。

 

(6)ヤマアジサイ

 

(7)ヤマアジサイ

装飾花のないヤマアジサイだ。装飾花がないタイプは7月17日の寒風山山行で初めて見た。山の花に詳しい人によると,珍しくはない,ということだったので,今回は登山口から頂上まで意識して探した。全行程で目についたのはこの個体だけだった。

 

(8)第1ベンチ

これからの上りに備えてここで小休止。好天が続いているので霞んではいるが快晴だ。

木の間から石鎚山が見える。

 

(9)天狗岳と弥山

右奥の低く見えるところが弥山頂上だ。社が見えている。

 

(10)石鎚山を望む

第1ペンチ付近は,適度に霧が出ているときや雲の形が面白いときには撮影ポイントとなる。

 

(11)ニガナ

 

(12)第2ベンチより

今回は第2ベンチは素通り。涼風があるので暑さの割には比較的快適に歩ける。

 

(13)第3ベンチ

あっという間に第3ベンチだ。実際は第2ベンチから20分かかっている。(^^ゞ

ここは東稜への基部でもある。東稜を行く人はここから細い踏み跡に沿って左に進む。

 

 

拡大版を見るにはここをクリック(14)ヤマアジサイ

ヤマアジサイを主役にした風景写真として十分狙えるポイントだ。

※拡大版を用意しています。左の写真をクリックして下さい。

 

(15)瓶ヶ森遠望

いつものお花畑にくると瓶ヶ森が見える。残念なのは好天が続き過ぎて霞がかかっていること。しかし,贅沢は言えない。

このお花畑では次のような花が咲き始めている。

 

(16)ナンゴククガイソウ

この花の大群生が見られるのはもう少し後…。

 

(17)ミソガワソウ

咲き始めたばかり。まだまだこれから楽しめる。

 

(18)ヒヨドリバナとアサギマダラ

今回の山行の目的の1つはアサギマダラの撮影だ。今年初めてアサギマダラを写せた。(^.^)

 

(19)コオニユリ

 

(20)ツルギハナウド

この画像は小さくて確認できないが,外側の花弁の形に特徴がある。

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