Back | 石鎚山・成就社コース…雲上の散策 2005年6月5日…雲上の散歩道 2005年6月5日 |
Next |
今回の主目的は「裏」から見る石鎚だ。人気があり一般的な瓶ヶ森からの石鎚に対してその反対方向からの石鎚なので「裏」ということ。この数年間は山岳写真を撮るのをサボっていたので,あらためてあちこちでロケハンをしている。「裏」から見るためには,弥山頂上直下からコースを西にとり,二の森・西の冠岳方面に向かう。面河方面に下る選択肢もあるが,引き返すのに上りがきついので今回は西の冠岳まで行くことにする。私にとっては旧山頂小屋時代によく歩いた「雲上の散歩道」だ。 今回は教育実習のために帰省している長男が同行する。帰省中に石鎚山に登りたいというのは長男の希望でもあった。小学校高学年の段階で石鎚登山回数30回を超えていた長男は高2から登っていないので懐かしいのだろう。どのコースから登りたいかと尋ねると「成就社コースがいい」と即答。やはり,一番回数が多いルートだからだろう。 私にとっても,長男が同行するのは嬉しい。こんな日を待っていたと言っても過言ではない。私の夢は子供を助手にして撮影山行をすることだった。つまり,助手とは名ばかりでその実態は日当のかからないボッカにするのだ。(^^ゞ 長男にとっては久しぶりの山歩きだから荷物を軽くするために機材はデジカメのみにしてやった。せめてもの親心だ。あとは飲食物と山歩きに必須のアイテムのみ。軽いものだ。楽勝,楽勝。(^^) |
(1)ロープウェイ乗り場 山の上はガスがかかっている。ロープウェイの線が途中から見えない。 待ち時間を利用して,長男は池の中の岩魚を見ている。美味しそうなのを物色しているのだろうか。(^^ゞ この下まで車で来るわけだが,駐車料金は日帰りで700円かかる。(←感情を抑えて書いている。(-_-;))
|
(2)改札口 ロープウェイを利用する人は,季節により利用時間が異なるので注意しよう。さらに,土日・祝祭日も特別な時間枠となる。 石鎚登山ロープウェイのサイトにアクセスして確かめよう。 往復で一人1900円なり。 |
(3)下谷駅 右に見えるのがゴンドラ。これに乗り込む。約7分30秒の空の旅。 |
(4)窓から見える花 外はガス。上を見るとホワイトアウト状態。 窓から下を見ると,この花がたくさんある。何だろうか。ロープウェイ関係者も分からないと言う。 |
(5)ベニドウダン 頂上駅に到着後,ガスの中を成就社に向かう。一応,花を探しながら歩く。ところどころにツツジの類が咲いている。 |
(6)成就社 20分足らずで成就社に到着。 左のベンチを拝借して休憩。これからの歩きのためにあらかじめ水分を補給する。 旧山頂小屋の責任者のI氏が現れる。挨拶をして「帰りに寄ります」と伝える。 |
(7)登山口の山門 石鎚登山初めての人たちのために,これはしっかりと書いておきたい。 ここをしばらくの間,下るのだ。標高差にして約100mほどになる。下るのはおかしいと思って引き返してくる人が結構多い。 1982年に私が初めて石鎚に登った時も引き返した。(^^ゞ 午前8時40分,出発。 |
(8)ブナの大木の哀れな姿 昨年の台風の被害の一端を歩き出してすぐに見ることになった。 少し明るくなった。 |
(9)道標 日が射すようになった。 成就社から600mほど歩くと鳥居がる。右中央奥に見えるのがその鳥居。見えない?では,…。 |
(10)鳥居 これなら見える? 足腰の弱い人はここで石鎚の方に手を合わせて「参拝」とするようです。 木洩れ日がよい感じだ。 |
(11)ヤブレガサ ブナの根元にヤブレガサ? |
(12)ブナの倒木 こんな光景を何箇所も見る。 |
(13)ツクバネソウ 木洩れ日の中にツクバネソウが浮かんで見えた。 |
(14)上りが始まる 延々と下ってしばらくの間ゆるやかなアップダウンを繰り返すとこの場所にくる。 ここから前社ヶ森の休憩小屋まで本格的に上りが始まる。 水分補給だけしてすぐに出発。登り始めはつとめてゆっくりと歩く。 |
(15)新緑 新緑の旬は過ぎている。 またガスが濃くなってきた。木洩れ日は消えてしまった。 |
(16)丸太の椅子 木の階段も立派だが,ここに丸太の椅子を置くことを考えた人の発想がすばらしい。どんな人か興味津々だ。 優しさあふれる登山道だ。特に高齢の信者さんにはうれしい心遣いであるに違いない。 |
(17)試しの鎖への分岐 木の階段を上がったところを左に進むと登山道,右に進むと試しの鎖場にいく。 ところが,登山道が進入禁止になっていて,その代わりに試しの鎖場への道が木の階段できれいに整備されている。 |
(18)分岐 試しの鎖元までくると,左に新しい登山道ができている。あとで,登山道が崩落して迂回路をこの場所に作ったことが分かる。 |
(19)試しの鎖 上りは48mある。ということは登ったら向こう側に下るということ。下りの方が怖い。知らずに登った人が下りで悲鳴をあげるのを何度か聞いたことがある。 我々は迂回路を進む。 |
(20)ウツギ 前社ヶ森下の迂回路で発見。ウツギだと思うが,あまりにも小さい…。 前社ヶ森の休憩小屋手前の右上の崖も崩れている。 |