掲載写真について
本サイトに掲載の写真の原板はフィルムとデジタルの両方があります。フィルムはポジフィルムです。35mm判から6×9判まであります。2007年以前に写した山野草の写真は,多くの場合銀塩カメラでも同時に撮影していますが,アップしたものはデジタルカメラで撮影したものがほとんどを占めます。
2006年からデジタル機材を使い始め,2007年から本格的にデジタル一眼レフカメラで撮影をするようになりました,最近ではサイトにアップする写真はほとんどデジタル写真です。その方が経済効率および作業能率が比較にならないほど高いからです。
ポジ・フィルム原板について
35mm判のほとんどはフィルムから直接スキャナで取り込むか,あるいは一度フォトCDに焼き付けてもらったものをサイト用にサイズダウンして掲載しています。CDに焼き付けてもらう場合は,その過程でフィルムの周辺がある程度「ケラレ」てしまいます。特に横位置の天部がその影響を大きく受けます。天部(多くの場合,山頂)が切れてしまい,掲載を断念した作品もあります。
これは,コンテストに出品するのを前提にポジフィルムを使って撮影する人の多くが実践しているように,私もトリミングの必要がないようにぎりぎりの構図を心掛けているからです。
こういう理由で作品によっては特に天部が窮屈に感じられるかもしれませんが,上記のような事情を考慮してご覧下さいますようお願い申し上げます。
中判はファイルから直接スキャナで取り込むか,あるいは2L~六つ切りサイズに紙焼きしたものをスキャナで取り込んで使用しています。プリントから取り込んだ画像の方が,少しピントが甘くなる傾向がありますので,出来る限りフィルムから直接スキャナで取り込むようにしています。
全てのポジ原板の作品に関して,露出および色彩は極力原板に忠実になるように心掛けた以外は,特別な意図を持った加工はしておりません。しかし,スキャナで取り込むと,原板の色味と明らかに異なった画像になるときがあります。このような時は原板に近くなるようにかなり補正している作品も一部あります。
ネガ・フィルム原板について
作品の一部には例外的にネガが原板のものがありますが,フィルムから直接スキャンしたりプリントからスキャンしたものです。ネガの性質上,「原板の色に忠実に」スキャンするのが難しいために,カラーバランスを含めたある程度の加工は余儀なくされます。
デジタル写真について
2004年よりデジタルカメラを使用するようになりました。特に花の撮影において重宝していますが,使用カメラにも問題があったようでいろいろな点で加工を余儀なくされました。しかし,デジタル一眼を使うようになってからは少しの加工で済んでいます。
特に,2007年以降はデジタル機材での撮影が増えサイトにアップするものはほとんどデジタルが原板になってしまいました。主に時間と経費の点から,今後もデジタルが中心になると思います。
しかし同時に,デジタルだけで撮影しているとフィルムに回帰したくなります。大伸ばしプリントにする作品は今後も努めてポジで撮影しようと考えています。
写真のファイルサイズについて
画質よりもダウンロードの速度の方を優先してサイズダウンすべきなのでしょうが,ブロードバンドの時代ということもあり,ある程度画質も考慮させていただいています。しかし,可能な限り抑えてあります。作者としては最高画質で見ていただきたいのですが,表示速度でストレスを感じないようにするべきだと判断し,画質と速度のバランスをとりました。
ピクセルサイズおよびファイル容量とも大きな作品はデスクトップ用の”壁紙作品”で楽しんでもらいたく,2008年以降は高画質のデスクトップ壁紙の制作に力を入れています。そのために壁紙専用のサイト『自然写真 壁紙館』も立ち上げました。