『石鎚自然写真館』について

作者(管理人)からのご挨拶

『石鎚自然写真館』にようこそお越し下さいました。ありがとうございます。

『石鎚自然写真館』は日本七霊山の1つであり西日本最高峰の石鎚山が位置する石鎚山系を中心に,その四季折々の山岳自然風景と山野草・高山植物を展示している自然写真館です。

石鎚山系の山行や四国外への遠征の結果を写真作品集や山行・遠征レポートにまとめたもの,そして山野草を主コンテンツとしています。

◎2007年12月に「Yahoo! Japan のカテゴリー」の『植物』に登録されました。

◎2009年7月7日に同カテゴリー『植物』から『風景と自然』に変更が認められました。

縁あって当サイトにお越し下さいました皆様にご満足いただけますように,これからも日々精進を重ねて参りたいと思っております。今後ともよろしくお願い申し上げます。

管理人:青嵐( 自然を愛する写真家自然を愛する写真家バッジ

補足:
本サイトの前身を最初に立ち上げましたのは2001年8月です。その時から,3年近く未完成のまま開店休業状態でした。ごく限られた2~3のサイトからリンクをたどってくる人だけに限定的に公開しているというのが実状でした。しかし,2004年6月にやっと全面的にデザイン・コンテンツともリニューアルし事実上の公開ができる状況になり現在に至っています。アクセスカウント数は,敢えて2001年8月1日からのままにしていますが,事実上は2004年6月以降のアクセス数です。

サイト公開に至るまで

地元の名峰である霊峰石鎚山(1982m)に初めて登ったのは1982年のことでした。西暦と石鎚山の標高が同じ数字ということで,『標高年』としてマスコミでも大きく取り上げられた年でした。うかつにもその時まで西日本で最高峰であるということも知りませんでした。写真撮影を趣味として始めて間もない頃でしたが,元来自然が好きな私は『標高年』という言葉に触発され,なんとなく山の写真を撮ってみたいと思ったのが石鎚山登山の動機でした。

それ以来,山岳風景のすばらしさにすっかり魅了された私は地元の利を生かし石鎚山をホームグラウンドとして写真を撮り続けています。

家族の写真最初は登山の知識も技術もなく,また体力もなく,写真撮影以前にその分野の勉強と実地訓練を余儀なくされました。歩き方一つで疲労度に大いに関係することも「バテ」を何度か経験して学びました。また,写真関係の本・雑誌と並行して登山関係の雑誌なども読んで勉強をした時期もありました。基礎体力を養うべくザックをわざわざ重くして出かけたりもしました。おかげで下半身だけはしっかりと筋肉がつき「山男」の脚になりました。

現在でも登山に関しては素人登山の域を出ませんが,山そのものが次第に好きになり毎年のように夏になると親子3代でアルプス登山を行った時期もありました。夏になると人気のアルプスルートには多くの登山者が押し寄せますが,それでも我々のように親子3代のパーティはほとんどいませんので珍しがられ,子供にとっても良き思い出となっているようです。

1998年に転機がありました。仕事のためにパソコンを購入したのです。その勉強のために数年間は山も写真もかなり犠牲にした感がありました。これに対する反省の意味もあり,また自らを鼓舞するためにも,そして,以前から美しい写真サイト見ていつかは自分もと思っていたこともあり,一念発起して立ち上げたのが本サイトの前身(2001年)でした。2001年8月のことでした。

しかし,運動量が減ったのを補うために始めたテニスでそれまで経験したことがなかった肉離れに何度か見舞われ,それではと再開した山歩きで日常生活に影響が出るほど膝を痛めてしまいました。それからはいつの間にか膝をかばって「ひきこもり」状態になってしまいました。

その後も膝の回復が芳しくなく新しい作品も撮りに行けない状況が続き,検索にはかからないようにし,親しい人といくつかのサイトからリンクをたどってきた人だけにしか事実上の「公開」はしていませんでした。

2003年後半あたりから膝の状態に希望が見え始めてきたのを機に,2004年にやっと「公開」を前提にサイトの再構築に取り掛かり,ようやく2004年6月に完全公開できることとなりました。

2003年に新しい頂上山荘も完成し撮影に行きやすくなり,2004年からは心機一転,サイトの内容充実を図るためにも本格的に石鎚山行を再開しました。ただし,以前のようにガムシャラにではなく,『ビスタリ(ビスタリとは,シェルパの使うチベット語で「ゆっくり」という意味)』の精神で山行を楽しんでいます。

「足元の花に目を向け,小鳥のさえずりに耳を傾け,木の葉をフィルタにした陽射しを受け,風の通り道ではしばし佇み汗を拭く。」自然と対話しながらのそのような山行もよいのではないかと思う心境になっています。

サイトの現況と作者の思い

意を決して再構築した『石鎚自然写真館』では,1982年以来撮りためた写真を順次公開すると同時に山行の度に新作も発表してきました。

石鎚山をホームグラウンドに撮影を始めた頃は,山岳写真一辺倒で,プロの山岳写真家による写真集に触発されアルプスにも通いました。そして,写歴20年をむかえる頃より山野草に興味を抱くようになりました。それに伴い,四国内では赤石山系・皿ヶ嶺山系・四国カルスト,四国外では中国地方にも足を伸ばすようになりました。

2006年からは,”遙かなる尾瀬”にも遠征するようになり,尾瀬に対する想いを具現化するためにそれ専用のコーナーも設けるなどして現在に至っています。

このように,興味の広がりと伴に活動内容もコンテンツも拡大してきましたが,写真家としての私の原点はあくまでも”石鎚山”にあります。

石鎚山は霧がかかる日が多いことでも知られており,せっかく遠方より来ら霧の石鎚山れても弥山頂上より目の前にあるはずの最高峰の天狗岳を見ることができないまま下山される方も多くおられます。そういう方には,天気が良ければ天狗岳はこんな風に見えるのか,と思っていただければ幸いです。あるいは逆に運良くすばらしい展望に恵まれた方もいらっしゃると思います。そういう方には当サイトの写真をご覧になりながら石鎚登山の思い出にふけっていただければと思います。また,これから石鎚登山を予定されていらっしゃる方もおられるでしょう。そういう方には山行計画に何かしらのお役に立つことができれば嬉しく思います。

ここに掲載の作品の中には,海外のコンテストで入賞しポスターになったもの,中央や地方の写真コンテストで賞を頂戴したり,「山と渓谷社」のアルパインカレンダーに採用されたものもあります。しかし,その点に関する情報は特には記してありません。皆様に先入観なく鑑賞していただきたいからです。皆さんご自身の目で評価して下さればと思います。

そして万が一ご意見やご感想などをお寄せ頂ければ撮影者冥利に尽きるという思いです。

最後に,本サイト『石鎚自然写真館』が皆様にとりまして一服の清涼剤となりますように願っております。

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