『帝釈峡(広島県)』遠征レポート 2007年4月25日 No.1/3

―春の妖精,ニリンソウに逢いたくて―

 

去年の5月末に初めて帝釈峡を訪れたのだが,その折に5月のゴールデンウィーク頃にニリンソウが川縁に咲くと教えられた。それ以来,春の妖精と呼ばれるスプリング・エフェメラルの1つであるニリンソウを清流を背景にして写すというイメージが私の頭の中にはできていた。

構想を実現すべく,今回はデジタル一眼レフカメラ以外に中判カメラも用意しての遠征になった。

去年と同じコースを取った。

出発時間も去年と同じ5時45分。岡山自動車道に入ると山霧が発生していてとても綺麗だ。これも去年と同様だった。霧が発生しやすいところなのだろう。車を止めて撮影したい衝動に駆られるが,高速道路なのでこれはもちろん不可。しかし,雲海の上を走るような感覚は貴重なものだった。

7時30分,岡山自動車道の「高梁SA」に着く。家を出てから1時間45分だ。

我々は最初からここで朝食にするつもりでいた。なぜならば,ここのクロワッサンが美味しいということを去年偶然にも知ったからだ。ここのクロワッサンは口に入れると壊れるような普通のクロワッサンとは違ってモチモチとしている。これはこれで美味しい。あんクロワッサンもあるが,これまた美味だ。特に家内はこれが気に入っている。

店の人の話によると,時間がたつと硬くなるので少しずつしか焼かないそうだ。店頭のが売れると奥で次のを焼くそうだ。したがって,いつもあるとは限らないが,急いでいなければ30分ほど待てば焼き立てが食べられる。上下線ともクロワッサンを置いているのも有り難い。もちろん,我々は帰りも昼食用に店にあるだけのクロワッサンを買って帰った。

8時,出発。

9時,上帝釈の弥生食堂前の駐車場に着く。


マイカーでの遠征用にルートと所要時間のデータを記しておこう。

◎自宅〜新居浜IC〜松山自動車道〜高松自動車道〜瀬戸大橋〜山陽道〜岡山自動車道〜中国自動車道〜東城IC〜上帝釈の駐車場

朝5時45分に家を出て,途中(岡山自動車道の高梁(たかはし)SAで30分の朝食タイムをとり,上帝釈の駐車場に着いたのが9時ちょうど。正味3時間足らずの所要時間だ。四国カルストに行くのとほぼ同じ時間で行けるのだから「橋」の恩恵は凄いものがある。その代償として,もちろん,片道8,500円の高速料金は必要になる。


(1)弥生食堂

この前が駐車場になっている。また,観光馬車に乗るのもここからだ。

右奥に進むと散策コース。

  

(2)ヤマネコノメソウ?

 

(3)?スミレ

スミレの同定は頭が変になりそうになるので放棄状態だが,一応は後から調べるつもりではいる。

 

(4)ヤマルリソウ

石鎚山系や皿ヶ嶺山系では色の薄いヤマルリソウが多いが,こちらのは色が濃い。

 

(5)萌黄

 

(6)カテンソウ

 

(7)ヤマブキソウ

ヤマブキではなくヤマブキソウの方だ。

 

(8)?スミレ

 

(9)?スミレ

 

(10)?スミレ

葉の色が識別のポイントになるだろうか。

 

(11)ヤマブキ

こちらはヤマブキソウではなくヤマブキだ。ややこしい。(^^ゞ

 

(12)ジュウニヒトエ

 

」 

(13)?スミレ

 

(14)ヤマルリソウ

 

(15)イチリンソウ

 

(16)萌黄

 

(17)?スミレ

 

 

(18)観光馬車

我々は川の反対側で花を撮影していると,先ほどの馬車がもう帰ってきた。乗っているお客さんも同じだ。あっという間の観光ではあまりにももったいないという気がするのだが…。

 

(19)トウダイグサ?

ナツトウダイに似ているので,その仲間であるのは間違いないだろうが,タカトウダイというのもある。

図鑑では全体が緑色のなのだが,時間が経つとこんな色になるのだろうか。

 

(20)ヒトリシズカ


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