春の陽射しに誘われて
休みの日と快晴の天気予報が重なりましたので,萌黄を期待して皿ヶ峰の森を歩いてきました。
約3ヶ月ぶりということもあり,足を鍛えなくてはなりませんから「水の元~上林峠~竜神平~風穴」の周遊コースを選択しました。このコースは,上林峠まで一気に標高を稼ぐ地獄の階段が待ち構えています。歩き慣れていない時期はふくらはぎに乳酸がたまってパンパンになります。
期待した萌黄は辛うじて始まりかけたばかりで,萌黄らしい萌黄は見られませんでした。
(01)日本庭園
このような感じです。とても明るいです。
萌黄は右奥の樹木に多少見られる程度です。
(02)地獄の階段の始まり
ここから少し登ると木の階段が始まります。
補足:
ここまで登ってくる途中のガレ場を通過中に背後で「ゴトン,ゴトン,ゴトン」とかなり大きな音がしました。落石のようでした。
(03)峠~竜神平
今年はほんの少しですが部分的に雪が残っているところがあります。
(04)竜神平
先客が2名,食事中でした。
その隣のベンチでいつものようにコーヒーを沸かしパンを食べます。
とても静かで穏やかです。
(05)ヤブレガサ
その奥にはハシリドコロが咲き始めていました。
(06)ハルトラノオ
咲かせている個体数は例年よりも少ないように思います。
大雪のせいで今年は多少花の開花が遅くなっているのではないでしょうか。
(07)アワコバイモ
去年はほとんど見かけませんでしたが,今回は10株ほど見ました。
(08)ミツマタ
和紙の原料になるミツマタが一輪だけ咲いていました。
背景の白くぼけているのはすべて蕾です。
(09)レンゲソウ
車に乗り込み里山を走っていると美しい蓮華畑がありました。
車を止めて撮らせていただきました。
今年の冬は大雪のために簡単には山に行けなくなり,すっかり身体が鈍ってしまいました。
登りは立ったままの小休止を何度も挟みましたが息が整うことはなく,情けないですが疲労困憊状態を久しぶりに経験しました。
これから萌黄と若葉の美しい季節です。明るい皿ヶ峰の森を何度か歩きに来ることでしょう。
終わり