今日は御向いさんのご夫婦を案内して滝巡りをした。このご夫婦にとってはリフレッシュ,私たち夫婦にとっては山野草の開花状況の偵察という目的があった。

本当は皿ヶ嶺に案内したかったのだけれども,先日の様子からまだ花を楽しむには早すぎるので,皿ヶ嶺は日をあらためて散策することにした。

天気予報では晴れなので,滝もさほど寒くはないだろう。マイナスイオンをたっぷり吸ってリフレッシュしてもらい,可愛い山野草に触れてもらおう。

川内ICで高速を下りて右折し11号線を山の方に進む。数キロで国道を離れて黒森峠方面に進む。白猪の滝の駐車場横を素通りして唐岬の滝に向かう。白猪の滝は後から散策する。白猪の滝の日当たりを考えるとこの順番が正解だろう。


(1)ユキワリイチゲ

ユキワリイチゲが少し残っていた。

 

  

(2)芽吹き

 

(3)唐岬の滝

芽吹きが始まったところなので,枝越しに滝がよく見える。

 

(4)ハルトラノオ

 

 

(5)エイザンスミレ

植林された杉が伐採されていたので日当たりがよいためか,エイザンスミレが他のスミレの仲間に混じってたくさん咲いていた。しかし,エイザンスミレには日当たりが良過ぎるかも知れない。

 

(6)ヤマルリソウ

ピンク色の筋がチャームポイント。

 

(7)ヤマルリソウ

こちらは青系の花。この色のが多い。

 

(8)(何とか)スミレ

スミレの同定は諦めている。(^^ゞ

 

(9)芽吹き

唐岬の滝の駐車場周辺の状態。

我々が散策している間,結局,他にはだれも来なかった。

 

 

この後,白猪の滝に向かう。

下の駐車場に車を止めて歩く。この道は勾配がけっこうあって,ふくらはぎの筋肉を伸ばすのにちょうどよい。天気が良いので上の駐車場まで歩く間に汗をかいた。


(10)ヒトリシズカ

ヒトリシズカは一人では咲かない。いつも賑やかそうだ。

 

(11)ツルカノコソウ?

 

(12)白猪の滝

芽吹きが始まったところで,まだ風景写真の被写体としては物足りない。

 

(13)イチリンソウ

代表的なスプリング・エフェメラルの1種だ。

今年は開花が少し早いような気がするのだが…。

 

(14)ヤマルリソウ

中心部の青色が美しかったので,大アップにした。

90mmマクロレンズでこの程度の大きさに写る。

 

(15)ハルトラノオ

日当たりが良いのであちこちに群生している。

イチリンソウもそうだが,これだけ天気が良いと白い花は撮るのが難しい。

デジカメの世界では「白トビ」と言っているが,明るい部分がオーバーになりやすい。

 

 

(16)ツルネコノメソウ?

 

(17)ツルカノコソウのアップ

 

(18)芽吹き

 

(19)エイザンスミレ

スミレの仲間では好きな種だ。なぜならば,葉の形状のおかげで同定に苦労しないからだ。(^^)

しかしながら,他にこういう葉のスミレがないわけではない。

 

(20)ヒトリシズカ

静御前の舞姿に由来すると言われている花名だが,命名者は想像力が長けていたのだろう。


日当たりや標高の違いなのか,皿ヶ嶺から比べるとかなり開花は早い。両方で咲く花は,滝周辺で撮りそこねても日を少しずらして皿ヶ嶺に行けば楽しめるので,我々には幸いだ。

イチリンソウの開花状況からすると,例年よりも開花が早いのではないかと思うのだが,地元の人の判断を知りたいところだ。


終わり

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