今日は次男が寮から帰る日。受験生なので土日と模試を受けてからゴールデンウィーク休みに入る。例によって,荷物が多いので松山まで迎えに行かねばならない。したがって,必然的に今日の山行は皿ヶ嶺になる。

メンバーは8日と同じで,近所のお嬢さんが同行する。今日はこのお嬢さんの買い物にも付き合って,松山市内のアウトドアー用品店にも行くことになっている。スパッツやらザックを購入予定なのだ。これでますます縁遠くなるという噂もチラホラ…。(^^)

7時40分頃に風穴駐車場に到着。身支度をして出発。

今日はどのくらい萌黄や新緑が進んだのか,とても楽しみだ。


(1)アワコバイモの実

今年はアワコバイモは開花が早かった。去年のこの今頃はまだ花は旬だったのに…。

  

(2)白いスミレ

あちこちに白いスミレが咲いている。スミレの同定は諦めているので,あえて勉強はしない。

 

(3)イチリンソウ

イチリンソウがやっと咲き始めた。と言っても,まだ1〜2輪だけだ。こちらは去年よりも遅れている。

この個体はイチリンソウの別名のウラベニイチゲを納得させる濃い色をしている。これだけ濃いのは珍しい。

私はイチリンソウもニリンソウもできるだけ紅色が目立つ個体をいつも捜して写す。その方が映えるからだ。

 

(4)フデリンドウ

白猪の滝ではもうかなり前から咲いているが,皿ヶ嶺はやっと咲き始めたばかりだ。これ以外の個体は見つけられなかった。

 

(5)ハシリドコロ

ハシリドコロとヤブレガサの青々とした葉が登山道周辺の山肌を覆っていて美しい。

別館に新作として山野草と伴に新緑風景をアップしたのでぜひご覧になっていただきたい。皿ヶ嶺の魅力は山野草だけではない。山肌を覆う新緑の風景もその1つなのだ。

 

(6)フタバアオイ

この葉は三葉葵のモデルとなったことでよく知られる。つまり,「ミツバアオイ」という花はない。家紋として存在するだけだ。

 

(7)シハイスミレ

色が上手く出ない。実際の色に近づけるようにレタッチを試みたがどうも上手くいかなかった。

快晴の日の日陰だったので,かなり色かぶりをしている。

 

(8)ヒトリシズカ

皿ヶ嶺のヒトリシズカは,比較的少ない個体の集まりで咲く。

 

(9)萌黄

肉眼で見た時の美しさが再現できない。

 

(10)竜神平

この辺りは部分的に萌黄が始まろうとしているところだ。

 

(11)萌黄

 

(12)若葉

ハシリドコロとヤブレガサの若葉が山肌を覆う。これが美しい新緑の風景をつくっている。この時期にしか味わえない美しさだ。

 

」 

(13)フデリンドウ

朝は咲いていなかったフデリンドウだが,2輪が陽気に誘われて咲いていた。

 

(14)フデリンドウ

下山に間に合うようにせっかく咲いてくれたので,別嬪さんに撮ってやろう。

 

(15)イチリンソウ

これも裏の紅色が透けて見える。

 

(16)コミヤマカタバミ

私が「森の妖精」と呼んでいるお気に入りの山野草だ。中心部の黄色い環が美しい。

ここでしばらくの間,コミヤマカタバミを写す。

 

天気予報どおり今日は快晴が続いた。実に穏やかな散策日和であった。明るい森の散策も今のうちだ。初夏になるとこの明るさは楽しめない。季節限定の自然からの贈り物だ。

駐車場に戻ると,さすがに連休だけのことはある,車が40台以上はとまっている。こういうときは二車線の道路に出るまでは,慎重の上にも慎重に対向車に気をつけて運転する必要がある。実際何台かの車と出合った。

二車線の道路にもどってからしばらくはまだ山道なので連休の影響も泣く快調にドライブできた。この後,「ていれぎの湯」で汗を流し,連休のプチ渋滞の中を松山市内のアウトドアー店に行く。

ところで,次の日曜日は次男が寮に帰る日なので,またまた松山まで行かねばならない。ということは,大型連休最後の日にどこかを徘徊できるとしたら,また皿ヶ嶺になりそうだ。

この日撮影した作品を「別館」の『皿ヶ嶺』のコーナーに展示いたしました。そちらも合わせてご覧いただければ,山野草の開花状況と新緑の状態がさらに分かると思います。


終わり



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