一年で冬季が一番忙しくなる仕事をしている事情もあり,毎年,冬場に体力・脚力が落ち体重が増えるという悪循環を繰り返している。「この冬こそは山に行くぞ」と思いながらも毎年実現できないできた。

今年こそはと機会を狙っていたが,長男と次男がそれぞれの生活に戻ったのを機に元日以来の休日を活用すべく,早速家内と山に行くことにした。実際行くことになると,どこに行こうかと悩む。冬山初体験の家内も一緒なので,安全第一で有酸素運動ができ霧氷が楽しめそうな所に行きたいと考えた。

寒風山に行こうか,いや久しぶりだからハード過ぎるかも。寒風山の駐車場から林道歩きをしようか,よさこい峠から伊吹山に行こうか,それとも成就社方面に行こうか,山域を変えて皿ヶ嶺に行こうか,この時期の山は経験が少ないので迷いに迷った。ちょっとしたハムレット・シンドロームだ。(^^ゞ

結局は,霧氷が期待できるのとこの季節に登った経験が一度もないという理由で寒風山を選んだ。同様に,皿ヶ嶺も経験はないが,冷え込みがそれほどでもないので標高の低い皿ヶ嶺では霧氷が期待できないのではないかと判断した。


(1)寒風山,駐車場

7時に自宅を出発。8時頃に寒風山の駐車場に到着。意外にも一番乗り。

平日とはいえ,天気予報では快晴だったので何台かの先客を予想していた。

マイナス1℃。

出発の準備をしていると続けて2台車がやってきた。

  

(2)桑瀬峠

家内のアイゼンの調子が悪い。何度締め直しても,緩んでくる。何しろ私が25年近く前に最初に買ったアイゼンなので,ベルトが経年劣化で固くなって滑るようだ。

ここまでの上りで何度か閉め直して時間をロスしたが,急ぐ必要もない。

 

(3)動物の足跡

なんの動物だろう。小さな動物のようだが…。

 

(4)霧氷

桑瀬峠までは霧氷は見られなかったが,桑瀬峠から上は霧氷が確認できる。

 

(5)霧氷

青空をバックにした霧氷は美しいが,如何せんあまりにも霧氷の規模が小さすぎる。

 

(6)撮影ポイント

頂上付近は曇ってきて見えない。もう少しきれいな青空を期待していたのだが…。

ここは夏に登った時に,霧氷の季節の撮影ポイントして見当をつけていた地点だが,本当はもっと白い世界を予想していた。

この雰囲気は11月頃の霧氷の規模ではないだろうか。暖冬の影響だろうか。

 

(7)霧氷の登山路

やはり青空があると霧氷が引き立つ。

 

(8)気になる木

ここを通るたびに気になる木だ。ダケカンバではないかと思っているが,確かめる方法はない。

 

(9)霧氷のトンネル

これも期待していた風景なのだが,規模が小さい。(^^ゞ

 

(10)雪の塊

何ゆえにこのような塊になったのか?

確かめようと思ったらこの雪の塊をつぶさないといけないので,後から登ってくる登山者のために謎のままにしておいた。

 

(11)展望台

寒風山に登るといつもこの場所からの景色を楽しむことにしている。

 

(12)展望台からの景色

 

(13)展望台からの景色

 

(14)展望台から見上げた景色

 

家内は冬山初体験でもあるし,アイゼンの調子も悪いので,ここから頂上はまたの機会にすることにした。夏でも下山の方が危ないが,ましてアイゼンを必要とするような時期の下山は神経を使うから脚があまり疲れていない内の方が安全だろう。

私は私で膝の調子が悪くなった。数年前から故障を抱えている箇所が痛くなってきた。1ヵ月ぶりの山歩きということもあるが,アイゼンを装着しての歩行は膝にくる。もう少し積雪が多くて雪そのものがクッションになってくれるような状況ならよいのだが。

事前に,雪が多かったら桑瀬峠までにしようと決めていたので,今回は展望台まで来れたことだけも由としよう,と言いながら下山開始。


(15)青空が広がる

撮影ポイントまで下りてくると頂上部に青空が広がり始めた。寒風山の丸っこい頂上が見えてきた。

ちょっと残念…。


桑瀬峠で休憩している際に登ってきた高知人たちの1人が6本爪の良さそうなアイゼンを着けている。最近,松山の次男の学校の近くのアウトドアー店で見たのと同じもののようだ。使い心地を尋ねてみると,悪くなく何よりも装着しやすいとのことだ。近い内に,次男の学校に行く用事あるのでその折に家内に最新式のアイゼンを買ってプレゼントしてやろう。

終わり

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