瓶ヶ森 2006年4月23日

皿ヶ嶺に続いてまた日曜日のお出かけとなってしまったが,これも巡り合わせか。今回は瓶ヶ森で「足慣らし」を行った。

午後から晴れるという予報を信じて,午後からの回復に合わせるためにいつもより遅く午前9時の出発となった。こんな時間から山に出かけることは我が家ではまずあり得ない。

(1)寒風山茶屋前の駐車場

ここが瓶ヶ森林道の起点だ。両駐車場に全部で10台近くの車が止まっている。

  

(2)谷筋の残雪

舗装していない頃からこの林道を毎年のように走っているが,これほど多くの残雪を見るのははじめてのような気がする。

 

(3)五里霧中?

天気予報を信じれば,この後晴れるらしい。(^_^;)

 

(4)瓶ヶ森登山口

午前11時ちょうど。

深いガスの中だが,まだ午前中には違いない。これから晴れるのだろう。(^_^;)

リュックは子供たちのお下がりで家内が使っている。その家内はどこに…。

 

(5)ミツバツツジ

男山への分岐点にあるミツバツツジ。まだ固い蕾だ。右下奥の白いのは残雪だ。

記憶にある限りでは,この時期に登山道に多少でも残雪があるのは初めてだ。

 

(6)女山への中腹

氷見二千石原の上部は霧の中。もちろん,石鎚方面もすべて霧の中。

まだ,午前11時半だ。後30分で晴れるはずだ。ガマン,ガマン。(^_^;)

この辺りからショウジョウバカマを捜しながら歩くが,せいぜいが固い蕾だけだった。

 

(7)女山頂上

ちょうど正午。これからだ…。

途中でも小休止をとりゆっくり登ってきたが,まだガスはとれない。

しかし,暗くはない。陽射しの暖かさも感じるので天気の回復は間違いない。

時間稼ぎにお茶とアンパンを食べながらここでも小休止。

 

(8)お気に入りのオブジェ

女山から男山に向かって稜線を歩いていると少しガスが切れてきた。

しかし,すぐに元の状態に戻る。

 

(9)男山頂上

12時25分。

高知から来ていた4人パーティも「天気予報では午後から…」とブツブツ。

晴れるのを期待してやってきたその気持ち,十分理解できる。

 

(10)オブジェ

また,ガスが切れてきた。こうなると期待感が高まる。しかし,案の定またガスが濃くなる。

 

(11)男山の展望台より

ここでまた晴れるまでの時間稼ぎに小休止。

薄いガスのベールの中に瓶ヶ森の「カメラマンの木」が写っているのだが,お分かりだろうか。ぼんやりしているが,中央より少し右の木。

薄いガスが流れるとこのようにコントラストの低い写りになる。

 

(12)男山の展望台より

ガスのベールが途切れると,このようにくっきりし,コントラストも上がる。

 

(13)「カメラマンの木」

展望台から見ると,この木の周辺だけ笹の葉の色が違って見える。

原因は「カメラマンという種族の人間」。だから,去年からだっただろうか,ロープが張られた。しかし,「恥」を知らないカメラマンたちはそんなことは気にもしないのだ。

 

(14)枝に生している苔

この時期には緑は少ないので,やけに新鮮に感じられる。

緑は目にやさしいのだ。

 

(15)食後のコーヒー

駐車場に着いてもまだガスの中。こんな日も珍しくはない。雨の後などは,下界では晴れても山の上ではこんなもの。

本当はこういう結末を予想していたが足慣らしのために出かけて来たのだった。

駐車場のあちこちに少しずつ残雪がある。この後,来た道を引き返す。

 

(16)名無し滝

夏場は岩が湿っている程度だが,雨の後だからだろうか,珍しく勢いよく水が落ちていた。

 

(17)ミツバツツジ

寒風山の駐車場が近づくと,あちこちにミツバツツジが見られる。

今日の収穫は「ミツバツツジ」だ。(^^)v

 

(18)ミツバツツジ

手前の黄色い花はクロモジがシロモジ。

 

(19)シロモジ?

上の黄色い花をアップにすると,こんな感じ。

クロモジはたくさん見たけども,シロモジの実物はまだお目にかかっていないのでよくは分からない。

 

(20)ミツバツツジ

「どうだ参ったか,ミツバツツジだ!」と自慢げに見えるほど立派に咲いていた。

 

(番外01)ミツバツツジ

寒風山の駐車場にも見事なミツバツツジが咲いていた。

この木はその中でも一番色が濃かった。

 

 

(番外02)萌黄前

山肌の木々にはまだ若葉はほとんど見てとれない。何本かのミツバツツジが咲いている程度だ。しかし,近い内に一気に萌黄色に染まるだろう。

この時期の「枯れた」風景も好きだ。

国道194号まで下って,いつもの温泉に入る。その後,町中の国道まで戻ってきて山を振り返るとガスがほとんど取れていた。夕方になってやっと晴れたのか,という気持ちだが,温泉で汗を流せたこともあり,気分は爽やかだった。

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