瓶ヶ森…再び霧氷を期待して 2005年11月1日

30日よりも冷え込むという予報に再び霧氷狙いで瓶ヶ森に出かけた。理論上ではマイナス2〜3度Cになるはずだった。今回は単独だ。家内は睡眠不足が続くと体調を崩しやすいので今回はパスということになった。

オニギリをつくってもらって零時過ぎに出発。晴れている。快晴だ。11号線から194号線に入っても,さらに寒風山トンネルを抜けても快晴だ。寒風山の駐車場に着いた時にお茶を飲みながら外に出てみる。満天の星だ。オリオン座がその存在を主張している。

瓶ヶ森の駐車場に着く。今回は石鎚方面の様子が分かりやすいように下の駐車場に車を止める。先客は2台だけだ。上の駐車場にも何台かは来ているだろう。外に出て夜気を深く吸ってみる。やはり山の澄んだ空気は気持ちがよい。

「あっ,流れ星だ。」30日も流れ星を見たことを思い出すやいなや,また流れた。立て続けに2つ,しかし,この2つは普通の流れ星にしたらとても長く真上を流れた。いつか見た流星群のようだった。帰宅後,ネットで流星群情報を調べてみると『おうし座南流星群』かも知れないと分かった。(しかし,まったくの門外漢なので間違っているかも知れない。)

しばらく車中から星空を観賞した後,朝の撮影のために少しでも睡眠をとっておこうと寝た。何度も目を覚ましては時計を確認する。ついでに空も窓越しに見上げてみる。相変わらず満天の星だ。

5時になった。駐車場の水溜りは凍っている。温度はOKだったことが確認できた。しかし,ガスが発生しなかったのでは霧氷は当然ながらできていない。普通ならこの時間は身支度を整えて瓶ヶ森に登る準備をしているのだが,この条件ではその気にはなれない。オニギリで朝食だけを済ます。この様子では突然ガスが出てきて雲海になるとか適当な雲が発生して朝焼けになるというような可能性も限りなくゼロに近いのを経験的に知っている。

そうこうしている内に夜明けの時間になった。頂上からは6時18分頃の予定だ。風もなくとても穏やかで静かな夜明けを迎えた。石鎚山の頂上に朝陽が射した。さあ,帰って仕事をしなければ…。(^_^;)

11号線で朝の渋滞に巻き込まれ,家に着いたのは8時を少し過ぎた頃だった。
     

(1)日の出前

6時22分。

頂上からは朝日が見えている時間だ。

  

(2)日の出前

完璧な夜明けだ。一点の曇りもないとはこのことだろう。(^_^;)

 

(3)石鎚山と子持権現

早々と撤退を決め,林道を戻る。途中から石鎚山と子持権現がこのように見えるポイントから記念に写しておく。

 

(4)スポットライト

林道から見下ろすと,小さな山のピークに朝陽が当たっていた。

 

今回の瓶ヶ森撮影行は山行ではないし収穫もなかったのでみなさんの参考にはならないと考え,レポートにはしないつもりだった。実際,6日,9日および13日の分は単なる撮影行だからと思いレポートにしなかった。しかし,そもそもこのレポートは第1義的には「自分のための記録」という意味合いがあったので,それを思い出し30日の分も含めて,今回アップすることにした。
  

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