天気さえ良ければだれでもハイキング気分で山を楽しめるのが瓶ヶ森です。また,石鎚山の展望台的ロケーションから写真に趣味のある人も多く訪れます。特に,周辺で時に雄大な雲海が見られることもあり絶好の撮影チャンスを与えてくれます。季節になると次々に美しい花,可愛らしい花を見せてくれる花の山でもあります。

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石鎚山の展望台-瓶ヶ森(かめがもり)-

◎我がホームグラウンド,瓶ヶ森(1896m)

瓶ヶ森は日本「三百名山」の1つに数えられる愛媛県第三の高峰で,私のホームグランドの石鎚山系に位置しています。瓶ヶ森の名称は山頂西側の湧水のたまる瓶壺(かめつぼ)に由来しています。氷見二千石原と呼ばれる雄大な笹原を有します。毎年4月になると,撮影を兼ねて瓶ヶ森を周遊し何回か足慣らしをしてから石鎚に登るのが習慣になっています。ハードな山歩きをしなくて済むので誰もが楽しめる山です。

瓶ヶ森は石鎚山の「展望台」的存在であり,ここから見る石鎚山は台形で女性的で秀麗な山容を誇っていて一番“絵”になると思っています。瓶ヶ森と石鎚山との間に雲海が発生すると実に写欲の湧く雄大な風景を堪能できます。霧氷の季節には,前景に霧氷を,背景に石鎚山を配した構図でスケールの大きな風景をねらうことができます。

また,瓶ヶ森は花の山としても知られています。ショウジョウバカマ,アケボノツツジ,ミツバツツジ,イシヅチザクラ,マイヅルソウ,ツマトリソウ,バイケイソウ,オオヤマレンゲ,コメツツジ,シコクフウロ,イブキトラノオ,ナンゴククガイソウ,コウスユキソウ,シラヒゲソウ,ウメバチソウ,リンドウ,アサマリンドウ,ハナイカリなどが代表的な花です。山野草愛好家にとっても魅力的な山と言えましょう。

撮影機材

山野草の撮影をするには,一眼レフカメラと接写用のレンズ(マクロレンズ)の組み合わせが理想です。特に,とても小さな山野草も多く,その造形美を堪能するためには等倍撮影ができることが望ましいと思います。一眼レフカメラの特徴として,背景を大きくぼかすことができますので,雰囲気のある写真を撮ることができます。

一眼レフカメラをお持ちでない場合は,コンパクトデジカメで接写に強いカメラがお薦めです。背景をあまりぼかすことはできませんが,小さな花をアップで撮ることは可能です。特に,咲いている花の背景を広く入れた撮影に向いています。つまり,生育環境の分かる写真が撮りやすくなります。

また,萌黄や新緑を撮影するには,紅葉と同じく逆光で撮る場合が多くなります。したがって,レンズは何と言っても”逆光耐性”に優れているものが必須です。つまり,ゴーストやフレアが発生しにくいことが自然写真では最優先条件と言っても過言ではないでしょう。解像度などのレンズ性能は概ね価格と比例関係にありますが,逆光耐性と価格に比例関係はまったく存在しません。

また,森の萌黄や新緑を撮影する場合,デジタル一眼レフカメラだと超広角ズームレンズが手頃な値段で入手しやすいので,選択肢の中からゴーストに強いレンズを選んで使われることをお薦めします。

レンズの情報に関しては,ブログ「Sense of Wodner」で使用レポートなどと伴に紹介しています。

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