秋 彩 黎 明
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先日の石鎚山行に続き,今回は石鎚の展望台である瓶ヶ森に行った。目的は「朝焼けの雲海に浮かぶ石鎚山」だ。

生憎その目的は叶わなかった。石鎚と瓶ヶ森の間の谷から次々にガスが湧き途絶えることがなかった。それは快晴の中,まるで石鎚山だけを濃いガスのカーテンが覆い隠しているような様だった。しかも,そのガスが瓶ヶ森の方に始終押し寄せてくるのだ。

しかし,そういう状況でもドラマは起こる。男山の展望台(テラス)と私が個人的に呼んでいる場所からは,幸い時折ガスが切れて青空が部分的に,時には大きく広がっていた。ガスが氷見二千石原と呼ばれる瓶ヶ森の笹原を走り抜けると,その後に一瞬シャッターチャンスがおとずれることがある。

今回はフィルムで作品作りをするつもりであったので,一瞬のチャンスを逃さないために中判銀塩カメラを三脚にセットして石鎚の方に向けたままにしていた。したがって,周囲で起こるドラマは三脚に手が届く位置からデジカメで撮った。銀塩が主役であったのでデジカメのレンズはズーム1本だけだった。

◎カメラ:Pentax *istD
◎レンズ:SMC PENTAX DA ZOOM16-45 F4 ED AL

 

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