私にとって山歩きの大きな楽しみの1つは山野草たちとの出会いです。登山道沿いには季節の移ろいとともに様々な種類の花が咲いてくれます。登山道の目立つところに大きな花を咲かせている花もありますが,多くはひっそりと目立たないように咲いている小さな花たちです。 一度山野草の魅力を知るとスポーツ登山よりも心の癒しの方を優先するようになり,必然的に山行スタイルは“スロー登山”になります。そんな心癒される山野草に出逢ったならば,フォトジェニックに撮ってやりたいと思い“ポートレート”風に撮っています。

花名:ゲンノショウコ(現の証拠)

ゲンノショウコ(現の証拠)の高画質写真
◎撮影日:2005年 9月 22日      ◎撮影地:石鎚山系     

ゲンノショウコ(現の証拠)】の図鑑情報

科+属 フウロソウ科 フウロソウ
花名の由来

葉を煎じた下痢止めの薬として古くから知られている民間薬・漢方薬で,和名は,服用すると薬効が速やかに現われることから,その即効性を表してつけられた。

レッド・データ
生育環境・特徴

日本全土の山野の草むらや道端に普通に見られる多年草。草丈20~50cmほどになる。

地に伏すようによく分岐して広がるのが特徴で,上部は幾分立ち上がり,枝先に2~3個の花を咲かせる。径は1cm~1.5cmほどで,5弁花。花柱は先端で5裂する。

花色は,白色から紅紫色まで変化に富むが,概ね西日本では淡紅色~紅紫色が多く,逆に東日本では白色が多いとされる。

葉は,対生し,掌状に3~5に深く裂け,長楕円形~倒卵形。

参 考:
裂開した実の形がミコシの屋根の形に似るところから,ミコシグサの別名を持つ。

■撮影のポイント:
葯が落ちていないフレッシュな個体を選ぶことが肝心。別名になっている実の形状も被写体として面白い。

花 期 7~10月
識別のポイント

シコクフウロなどと葉の形状も含めて,雰囲気がよく似ているが,花冠の大きさが異なる。シコクフウロは2.5cm~3cmある。

東日本に多いゲンノショウコの白花はコフウロに極めて似ている。横から見ると萼にまっすぐな毛が生えているなどの特徴があるが,花冠だけで識別するよりも,葉を観察した方が確実だろう。

ポイントは葉の根元の形状にある。根元がはっきり分かれていればコフウロで,ゲンノショウコの葉は3~5個に深裂する。また,ミツバフウロも似ているが,コフウロのように完全には根元が分かれていなくて深裂の形状だ。

分 布 情 報 北海道 本州 四国 九州
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