私にとって山歩きの大きな楽しみの1つは山野草たちとの出会いです。登山道沿いには季節の移ろいとともに様々な種類の花が咲いてくれます。登山道の目立つところに大きな花を咲かせている花もありますが,多くはひっそりと目立たないように咲いている小さな花たちです。 一度山野草の魅力を知るとスポーツ登山よりも心の癒しの方を優先するようになり,必然的に山行スタイルは“スロー登山”になります。そんな心癒される山野草に出逢ったならば,フォトジェニックに撮ってやりたいと思い“ポートレート”風に撮っています。

花名:アカモノ(赤物)

アカモノ(赤物)の高画質写真
◎撮影日:      ◎撮影地:赤石山系     

アカモノ(赤物)】の図鑑情報

科+属 ツツジ科 シラタマノキ
花名の由来

「赤桃」が訛ってアカモノになったと言われている。別名を「イワハゼ」ともいうようだ。

レッド・データ
生育環境・特徴

高山の林の縁,岩場などの日当たりのよいところに生える樹高10~30cm程度の常緑低木。

葉腋から長い花枝を数本出し,釣鐘形の白い花を下向きに1個ずつ咲かせる。裂片には紅い筋が入り,それがアクセントとなってとても清楚で愛らしい。

果実は盛夏に赤く熟し食用になる。赤石山系では昔,別子銅山が栄えていた頃,山の人たちはこの果実をジャムにしていたと聞いたことがある。

■撮影のポイント:
裂片に入っている紅い筋をアクセントとして活かしたい。

花 期 6~7月
識別のポイント

分 布 情 報 北海道 本州 四国
その他の情報 ⇒ 他の画像    フォトアルバム|写真集    高画質デスクトップ壁紙
石鎚自然写真館 TOP写真館 本館写真館 別館中判写真館春の妖精林床の妖精今月のカレンダー壁紙
山野草図鑑の一覧ページに戻る