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撮影ポイント(4):瓶ヶ森およびその周辺

瓶ヶ森(1896m)の概略
瓶ヶ森は氷見二千石原と称され一面笹に覆われたなだらかな山です。2百名山の1つに数えられています。石鎚方面から見ると右の頂上が男山,左が女山です。男山を下りてきた車道沿いに駐車場があります。駐車場から男山まで40分くらいです。どちらかの頂上でゆっくりしても2時間もあれば一周できます。物足りない人は瓶壺まで下りてみるとよいでしょう。

瓶ヶ森瓶ヶ森は登山というよりもハイキングに楽しい場所です。瓶ヶ森から石鎚山を見ると台形に見えます。夕陽と石鎚の組み合わせを狙うには最適な場所でしょう。駐車場の先にある子持権現も特に霧の日にはフォトジェニックな被写体になります。

春先から初秋までいろいろな花を楽しめる山でもあります。私は足慣らしと花の撮影を主な目的としてよく訪れます。木花としてはツルギミツバツツジ,イシヅチザクラ,アケボノツツジ,コメツツジなどがあり,高山性の花としては,ショウジョウバカマ,ツマトリソウ,マイズルソウ,シコクフウロ,リンドウなど,数多くの花に出会えます。

補 足:
寒風山トンネルから石鎚スカイラインの終点である土小屋まで村道瓶ヶ森線が通っていて,瓶ヶ森はその途中にあります。このルートは以前は「瓶ヶ森林道」と呼ばれていました。私が通い始めた頃は全線ダートで特に大雨の後は大変でした。ですが,今は全線舗装され平日にドライブをするには快適そのものです。ハイシーズンは対向車との離合に苦労するほどたくさんの車がきますから,ダートの時代よりも危険かも知れません。また,明らかに山道に慣れていない様子のドライバーが多くなっていますからとにかく細心の注意が必要です。

 


子持権現

焦点距離:100mm

霧が出ているときは狙ってみたい被写体です。瓶ヶ森の駐車場からは50mm,登山口辺りからは100mm前後の焦点距離がちょうどです。見下ろす感じが強くはなりますが,男山の途中からも絵になります。135mm〜200mm位のレンズが必要です。駐車場から子持権現の方に車道をいった最初の左カーブの地点からは50mmで真正面に捉えることができます。

 

石鎚山(男山山頂へのルート上)

焦点距離:50mm相当(中判の標準レンズ使用)

瓶ヶ森の周辺環境---足元の風景---も取り込んで石鎚を写すには,前景と石鎚の大きさのバランスから50mmレンズを使う場合が多くなると思います。

 

石鎚山(男山から女山へのルート上)

焦点距離:50mm

 

石鎚山(男山の中腹):展望台

焦点距離:28mm

瓶ヶ森には私が個人的に『展望台(テラス)』と呼んでいる岩場が2箇所あります。1つは男山の中腹に,そしてもう1つは女山の中腹にあり,それぞれ撮影ポイントの1つに数えてよいと思います。

上の写真はその男山の岩場です。そして,この展望台から焦点距離を変えて写したのが下の写真です。

 

焦点距離:28mm

 

 

 

 

焦点距離:35mm

 

 

 

 

焦点距離:50mm

 

 

 

 

焦点距離:100mm

 

石鎚山(男山から女山へのルート上)

焦点距離:50mm

男山と女山を結ぶ尾根上には足元の風景を前景として配することができるポイントがいくつもあります。花の時期,霧氷の時期に応じて選択できます。

 

石鎚山(女山の中腹):展望台

焦点距離:28mm

こちらが女山の展望台とも言うべき岩場です。風がよく通るので休憩するにも気持ちのよい場所です。

 

石鎚山(女山の展望台から)

焦点距離:50mm

男山の展望台と同様に岩場が高台のようになっているので,足元の風景を前景として取り入れることはできませんが,ガスが湧くと面白いと思います。

 

石鎚山(瓶ヶ森中腹の縦走路より)

焦点距離:50mm

以前は枝振りのよい立ち枯れの木がたくさんあったのですが,次第に枝が朽ち次には幹が朽ちていきずいぶん様子が変わりました。