Welcome to For Your Reference --- ViewPoints Part 3

撮影ポイント(3):石鎚山(弥山)頂上

石鎚山(1982m)の概略
石鎚山は西日本最高峰ですが,天狗岳が1982m地点です。頂上からの石鎚の写真といえば,普通は弥山(みせん)頂上から天狗岳を撮影したものです。頂上山荘があるのが弥山です。

花の時期,紅葉の時期も当然撮影には適した時期ですが,石鎚山は年間を通じて霧がかかりやすいので,「天狗岳と霧」をモチーフとするなら年間を通じて撮影に適していると言えます。

また,霧がかかりやすいということはブロッケンが見える可能性があるということになります。実際,ブロッケンはよく見えます。私の経験ですが,2年間にわたって連続して16回見たことがあります。しかし,ブロッケンを見るには,夕刻の遅い時間,あるいは日の出直後に頂上にいる必要があります。

石鎚頂上からは,谷を挟んで天狗岳の左側に瓶ヶ森を見ることができます。日の出や雲海が出た時にはねらいたい被写体です。また,西に目を向けると二の森があります。条件がよければこれもまたよい被写体になってくれます。

 

天狗岳(弥山山頂より)

焦点距離:35mm

天狗岳の春はアケボノツツジに彩られます。午前中は逆光になりますから,ズームレンズには厳しい条件の場合が多いと思います。

 

天狗岳(弥山山頂より)

焦点距離:35mm

天狗岳と弥山は近いために弥山のどこでカメラを構えるかでずいぶん使用レンズの印象が変わります。

弥山先端から左に移動すればするほど,天狗岳の北壁が垂直に近くなります。

 

二の森方面(弥山山頂より)

焦点距離:18mm

18mmが使える条件にはなかなかならないものです。使用頻度は低いでしょう。山岳写真で18mmは特殊なレンズになるかも知れません。

 

二の森方面(弥山山頂より)

焦点距離:50mm

昼間は二の森周辺はベタ光線になり,峰の分離がなく平面的になってしまいます。早朝の光線のみが奥行きを作ってくれます。

 

天狗岳(弥山山頂より)

焦点距離:50mm

この角度からは天狗岳の北壁が垂直に見えます。やはり50mmが使えるアングルだと迫力が増します。迫力を優先するなら50mmでしょう。

 

天狗岳(弥山山頂より)

焦点距離:45mm

上とほぼ同じ位置で撮影したものです。

 

天狗岳(弥山山頂より)

焦点距離:25mm

右手前は霧氷のついたナナカマドの木です。

 

天狗岳(弥山山頂より)

焦点距離:35mm

ブロッケンが夕刻に見えるとこのような構図になります。もちろん,季節により太陽の位置が異なりますから,天狗との距離も変わります。

 

 

天狗岳(弥山山頂より)

焦点距離:35-70のズームレンズの望遠側

早朝のブロッケンは二の森方面に見えます。山影は石鎚です。

 

瓶ヶ森(弥山山頂より)

焦点距離:35mm

 

 

◎弥山頂上より天狗岳

焦点距離:28mm

 

 

 

 

焦点距離:35mm

 

 

 

 

焦点距離:50mm

 

 

 

 

焦点距離:100mm

 

◎弥山頂上より二の森方面

焦点距離:28mm

 

 

 

 

焦点距離:35mm

 

 

 

 

焦点距離:50mm

 

 

 

 

焦点距離:100mm