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山野草撮影機材…銀塩(フィルム)カメラ編

◎銀塩(フィルム)カメラ編

デジタルカメラとは対照的に光が良く回っているときでも三脚を使用した撮影が基本です。

■カメラ:CONTAX RTS V
今では珍しいMFカメラです。マクロ撮影や山岳風景写真ではAFの必要性はまったく感じていませんので快適に使っています。カメラ本体もレンズも重たいですが,このボディに関する限り信頼度は抜群です。これまで故障は一度もありません。また,厳密に構図をとることが可能な視野率100%のファインダーは使ってみると気持ちのよいものです。

レンズは純正レンズのみを使用しています。コンタックス用ツァイスレンズの絞り羽根の形状には問題があり,背景のボケた点光源に絞りの形が現れるような条件ではその欠点が顕著になります。そのような条件下では絞りの選択にも気を使う必要があります。

■レンズ:CONTAX Carl Zeiss Makro-PlanarT* 60mm F2.8 C (MM)
2分の1倍までの撮影倍率しかないのが欠点です。その分,コンパクトなレンズになっています。通常は,100mmマクロとのセットで使用しています。絞りの形状が現れた点光源のボケは現在の他メーカーの評判の良いマクロレンズと比較して決して美しいとは言えません。総じてこれがコンタックス用ツァイスレンズの欠点です。レンズフードは必要ありません。

■レンズ:CONTAX Carl Zeiss Makro-PlanarT* 60mm F2.8 (AE)
等倍までの撮影が可能です。その分,上記のコンパクトタイプに比べて大きくて重たいのが欠点です。マクロレンズ1本だけ携帯するときにはこのレンズを使用します。上記レンズと同様に,絞りの形状が現れた点光源のボケは現在の他メーカーの評判の良いマクロレンズと比較して決して美しいとは言えません。ここに紹介している中ではこのレンズが一番硬い印象になります。レンズフードは必要ありません。

■レンズ:CONTAX Carl Zeiss Makro-PlanarT* 100mm F2.8 (AE)
等倍までの撮影が可能で,一番出番が多いマクロレンズです。このレンズを使用したマクロ撮影での三脚使用率はほぼ100%です。絞り開放のボケ味は極めて良好です。一方,中間絞りではタムロンの90mmマクロのような円形絞りに近いボケは望めません。絞り羽根枚数とその形状の違いからか上記の2本のレンズほどではありませんが,絞りの形状が現れた点光源のボケは現在の他メーカーの評判の良いマクロレンズと比較してそれほど美しいとは言えないかも知れません。レンズフードは必要ありません。

●フィルター:レンズ保護用フィルターのみ使用します。

●フィルム:ベルビア
感度が100になったので使いやすくなりました。ベルビアFも併用して撮り比べ中です。

●三脚:ジッツオ製
脚を大きく開くことができるカーボン製の中型のものとアルミ製の小型のものを使い分けています。どちらもセンターポールは低い位置での撮影用に一番短いものと交換しています。

注意:画像はメーカーの許可を得て使用しています。